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内容説明
バーフバリ、FGO、女神転生、3×3eyes…など映画、アニメ、ゲームの原点がここに! ファンタジーを楽しむようにすらすら読めて一気にわかる! ―――人間味あふれる神々は、迷い、戦い、愛に生きる。ラーマ、クリシュナ、シヴァ、ガネーシャ…。インド神話の歴史は古く、インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』に遡ることができます。ヴェーダが生まれるよりも千年以上昔に、高度な都市文明「インダス文明」がありました。インド神話とは、インダス文明から現代まで約4500年もの長い間、脈々とインドで受け継がれてきた神々の物語の集大成なのです。強烈な個性をもつ神々は、ときに迷い、ぶつかりあい、愛に生きる忘我混沌の物語を繰り広げます。複雑な印象のインド神話ですが、本書では、豊富な図表や美しいイラスト、物語調の解説を用いて、その魅力を余すことなく伝えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
30
とても良いインド神話入門。インド神話とはどういうものか、エピソードや有名な人物(神)たちをまとめてる。別の世界、その価値観について知ることが出来るのでそれをとても面白く感じた。2019/09/28
活字スキー
22
『RRR』の読み解きに関するネット記事を多数あげておられる天竺奇譚さんが、やたら大勢の神やら魔神やら仙人やらがしっちゃかめっちゃかの限りを繰り広げて「なるほど、わからん」となりがちなインド神話をわかりやすく紹介。古代のヴェーダに始まり、北方からやってきたアーリア人が主導する統治手段としてのバラモン教を経て、ジャイナ教や仏教などの派生、イスラム教の侵攻などに対抗すべく変化を続けながらインドに広く根付いたヒンドゥー教。現実の不条理や人間の業を幾重にも織り込みながら、これからも愛され語り継がれてゆくのだろう。2023/11/28
えも
21
さすがインド。神々と魔神とが争ったり、神様なのに暴れたり盗んだり横恋慕したり滅ぼしたり、傍若無人で個性溢れる混沌としたところが、もう、とても魅力的♪▼日本の八百万の神もギリシャ神話もこんな感じで、多神教は包容力があって良いですが、インドは特にムチムチしてるね▼とても分かりやすく面白い入門書でした。2020/03/14
mittsko
17
実は私、本著者の旧名・だーきに(Dakini)さんのネットサイト『天竺奇譚』を、インターネット接続もおぼつかない最初期から拝読してました…(=゚ω゚)ノ たしかなインド神話理解を、てんこ盛りにして、しかも一般向けにヴィジュアル化して届けてくれる、鍛えぬかれたその手腕は本書でも健在 まぁとにかく圧倒される一冊です 数十年の蓄積を浴びられる喜びを感じられます ※ 「じっぴコンパクト新書」「いちばんわかりやすい」シリーズ中の一冊。韓国・台湾でも翻訳されているとの由 すばらしいね 三村晴子氏のイラスト満載!2024/01/07
nekoさん
11
インド映画好きからヒンズー教に興味を持った。インド神話の世界は壮大で複雑で、ちょっとやそっと入門書を読んだくらいではわからない、ということがわかった。本書は壮大で複雑なインド神話の世界をできるだけわかりやすく伝えている。大黒様や弁天様が出て来てびっくり。2022/01/15