内容説明
プリンスのレコーディングに的を絞った唯一の本。
自身については何も語らないプリンスが、どんな機材で、どんなレコーディングをしたかを、
エンジニアなど関係者の発言を中心にまとめた1冊。
「頭の中で常に鳴っている音楽をレコーディングし、形にしていくこと」がプリンスの人生のすべてだった。
彼がどうレコーディングを行っていくか、そしてどんな毎日を過ごしていたかが、多くの関係者により語られる。
ペイズリーパークからの挨拶状。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうきなかもと
7
めちゃくちゃ良かった! 河出書房の文藝別冊の評論は、根拠希薄な憶測ばかりでうんざりしたが、これは違う!プリンスの録音を間近で見て、一緒に仕事をしてきた歴代のエンジニアたちの証言が読める。これはドキュメンタリーであり、ノンフィクションだ。プリンスは寝ないとか、食べ物は食べないとか、一日で一曲以上レコーディングしちゃうとか、いくつかの都市伝説は本当だった。驚くのは、4曲分のドラムパートを一気にワンテイクで録音し、その後ベースパートも一気に4曲分録音する話。その他にも超人エピソード満載でした。2019/10/02
komplex
1
★★★☆☆2019/10/13
Yoshi
1
プリンスの出したアルバムごとの逸話や録音機材、人との関わり、アルバム制作へのスタンス等が書いてある。 Love Symbolまでですがプリンスの音楽の聞き方が変わるでしょう。 天才という言葉で括る事はできるけど、それでも不十分なほど誰も手に届かない才能を持った人だったと思います。2019/02/14
むっく
0
読みながら該当の作品を聴き返していたけれど、今まで何回も聴いてきたはずの曲でも表面的なことしか捉えられていなかったんだなぁ、と実感。続編希望。2020/11/29
ジャンルバルクイネー
0
とにかくプリンスの凄さが分かる本。信じられない話ばかり。天才という言葉では収まらない。楽器演奏、ボーカル、コンポーザーとしてはもちろんディレクターとしても超一流だったこと。睡眠をほとんど取らずに活動していたこと。そして何より優しい人間性にも触れることが出来る。機材やテクニカルな記述も多いためプリンスファンはもちろん音楽に携わる人は必読です!2020/09/30