内容説明
プリンスのレコーディングに的を絞った唯一の本。
自身については何も語らないプリンスが、どんな機材で、どんなレコーディングをしたかを、
エンジニアなど関係者の発言を中心にまとめた1冊。
「頭の中で常に鳴っている音楽をレコーディングし、形にしていくこと」がプリンスの人生のすべてだった。
彼がどうレコーディングを行っていくか、そしてどんな毎日を過ごしていたかが、多くの関係者により語られる。
ペイズリーパークからの挨拶状。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうきなかもと
8
めちゃくちゃ良かった! 河出書房の文藝別冊の評論は、根拠希薄な憶測ばかりでうんざりしたが、これは違う!プリンスの録音を間近で見て、一緒に仕事をしてきた歴代のエンジニアたちの証言が読める。これはドキュメンタリーであり、ノンフィクションだ。プリンスは寝ないとか、食べ物は食べないとか、一日で一曲以上レコーディングしちゃうとか、いくつかの都市伝説は本当だった。驚くのは、4曲分のドラムパートを一気にワンテイクで録音し、その後ベースパートも一気に4曲分録音する話。その他にも超人エピソード満載でした。2019/10/02
tyfk
5
プリンスのドラムに対するセンス、只者じゃないな、といういまさらの気付きから。生い立ちからLoveSymbolまでアルバムごとに、制作に関わったエンジニアへの取材や当時の雑誌での評価などで構成されてる。たいがいなんでも楽器がこなせるプリンスだけど、ドラムの評価もめちゃ高かったのは知らなかった。スタジオ作りの話、使用マイクの情報とか充実してる。ああ、ノイマンとかのマイクほしい。リムドラム、1と2じゃ大違いなんだと、へえーって。2024/09/22
komplex
1
★★★☆☆2019/10/13
ミケ(見切り発車P)
1
プリンスの制作風景を豊富な資料で振り返る。BOSSのギター用エフェクトをギター以外にもかけてたらしいのはビビった。その制作方針はもちろんクオリティには妥協していないとはいえ、かなりスピードを重視しているのが印象的。頭の中にあるものを出すまで落ち着かないのは自分もちょっとわかるが、その質と量はやはり天性のもの。先にも書いたように資料は豊富だが、毎アルバム同じパターンのインタビュー、批評記事抜粋などが出るので後半ちょっと飽きる(資料的価値重視なのかな)2019/02/17
Yoshi
1
プリンスの出したアルバムごとの逸話や録音機材、人との関わり、アルバム制作へのスタンス等が書いてある。 Love Symbolまでですがプリンスの音楽の聞き方が変わるでしょう。 天才という言葉で括る事はできるけど、それでも不十分なほど誰も手に届かない才能を持った人だったと思います。2019/02/14
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