- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
柔道とオリンピックで国際平和を目指した男。
心身を鍛えるために柔術を習い、そこから柔道を生み出し、講道館を設立した「柔道の父」こと嘉納治五郎。しかし彼の偉業はそれだけではありません。
明治時代、まだ国際的に弱かった日本において、教育の大事さを感じた治五郎は、第五高等中学校(現在の熊本大学)や高等師範学校(現在の筑波大学)の校長を歴任。そして学問は元より、体育(スポーツ)による人間形成を説くのです。
また、アジア人初のIOC(国際オリンピック委員会)委員に就任、日本が初めてオリンピックに参加した1912年のストックホルム大会では日本選手団の団長をつとめます。そして1936年には、IOC総会で1940年の東京オリンピック招致に成功しているのです(その後、太平洋戦争の激化により返上)。
「柔道の父」「体育の父」「教育の父」と崇められる嘉納治五郎。その激動の人生が、学習まんがに初登場です。
ちなみに、2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』にも嘉納治五郎が登場します。
嘉納治五郎役は役所広司さんが演じます。
この作品の容量は、92.6MB(校正データ時の数値)です。
【ご注意】
※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
※この作品は一部カラーが含まれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
65
図書館本 プーチンさんも尊敬していた人物なのですね。平和を愛した人物なのにプーチンさんときたら…。 オリンピック招致。世界中でオリンピック…。北京もソウルもここからはじまったのですね。2023/03/22
ふじ
17
いだてんの予習。役所広司。江戸から昭和に生き、柔道を確立した。また、スポーツにも精通し、日本人初のIOC理事に。東京五輪招致に尽力した。招致決定後すぐ亡くなってしまい、招致自体も戦争で打ち消しになってしまう。。そこから、阿部サダヲ(田畑政治)につながっていくのかな。2018/11/29
shiho♪
13
【学校図書館本】感想書き忘れ。今年の読書感想文におすすめ。パリオリンピック、柔道競技の真っ最中ですね。フランスは柔道が盛んと前々から聞いていましたが、この会場の盛り上がりよう。競技人口は日本の4倍とは驚き。 そんな柔道を確立し、世界に広めた嘉納治五郎の伝記まんが。ただ柔道を作った・広めただけにあらず。スポーツ(体育)を教育として取り入れるとは。 そして日本が五輪に参加し、東京に招致するまでになったのも嘉納さんのおかげ。 平和の祭典とも言われる五輪。それが戦争で叶わなかったのが残念に思う。2024/05/10
れい
6
【図書館】文武両道。明治維新の中にあり、西欧列国に恥じ入る日本人が多い中、自らの持論を論破できた豪傑。柔道にはあまり興味を持っていなかったけど、東京オリンピックコーナーが図書館に作られていて、出会った学習漫画。2019/01/26
keigo
3
いだてんから嘉納先生の生い立ちが気になったので読んでみた。いだてんだと名脇役という感じのポジションだけど、実は嘉納先生の半生もかなりドラマティックで、柔道に魅せられていく過程は格闘漫画チックでもあり、おもしろかった。2019/03/03