町の形見

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町の形見

  • 著者名:柳美里【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 河出書房新社(2018/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309027593

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内容説明

ついに柳美里が演劇の世界へ戻ってきた!20年の時を超え「青春五月党」が再始動。表題作&新作戯曲「町の形見」に加え、福島を舞台にした「静物画2011」「窓の外の結婚式」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

139
柳 美里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。小説かと思いきや、福島を舞台とした戯曲集でした。やはり文章で読むよりも、舞台で観たい気がします。2018/12/28

aloha0307

24
美里さんの震災をテーマにした戯曲集でした。演劇を創作している若い役者たちが被災者に体験を聞く、そんな構成です。登場する被災者役は実在の被災者(おじいちゃん&おばあちゃん)。役者たちに自らの人生来し方を語り(それまででも壮絶な人生です)、そして3月11日とその後の日々を訥々と...すると、その戯曲舞台は、台詞なのか被災者の真の内面なのか、また若い俳優たち(被災者の過去遥かを演じる)の反応も演技なのか、本音なのかわからなくなってきます~それだけに臨場感さらに↑です。2019/02/02

minazuki

17
東日本大震災後福島に移り住んだ柳さんが、地元の人たちと上演した芝居の戯曲と挨拶文。演劇にうとい私には、戯曲というのはわかりにくいのだが、柳さんがここでやろうとしたことは、わかるような気がする。避難生活の中で沈黙を通している人たち。「沈黙の中から感情を救い出し、言葉を揺り起こすことができるのは、自分自身の声しかないのではないかー」芝居を共に作る過程で、彼らは「声を発することによって、自分を解き放った」そうして出来上がった芝居の戯曲集である。2019/02/17

sk

4
震災文学。とても切なく心揺さぶられた。2021/01/03

2
著者:柳美里 2018年11月20日初版印刷 2018年11月30日初版発行 収録:町の形見、静物画2018、窓の外の結婚式(朗読劇)、「青春五月党」復活公演 挨拶文 発行者:小野寺優 発行所:株式会社河出書房新社 組版:株式会社キャップス 印刷:株式会社亨有堂印刷所 製本:大口製本印刷株式会社 定価:本体2000円(税別) ブックデザイン:鈴木成一デザイン室2023/02/05

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