猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

  • 著者名:養老孟司【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 河出書房新社(2018/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309027470

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内容説明

食う寝る遊ぶ、ときどき邪魔。それでいいじゃないですか。――NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」から生まれた、養老センセイと愛猫まるの老老コンビが贈る痛快エッセイ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

191
表紙の猫の佇まいが好い。養老先生の愛猫”まる”である。Eテレネコメンタリーは未視聴だが、なかなか面白く毎日少しずつ読んだ。肯けるところが多々あった。「生きているだけで、迷惑」「私はもう死んでいる」言い切る先生が清々しいが、私などまだ親が健在な訳でなかなか思い切れなくて悶々とするわけですよ。(生前葬を済ませた先生とはその時点で違う)「腹にバイ菌、手すりに除菌」「役立たずでいいじゃない」はい、その通りです。「病院には行きません」は笑っちゃいましたよ。間にまるの写真が和ませてくれて全てまるからの言葉の様だった。2019/01/11

みかん🍊

102
まるとの生活の猫エッセイかと思ったら、まるの出番少な目だった、でも挿入されてるまるの写真がかわいい、人間もまるの様に自然に生きるべき今の人間はとても不自然で役にたたない者、意味のない者は排除しようとする、人間は必ず死ぬ死にたくないから永遠の物を残そうとする、もっと猫の様に何でも受け入れ体を使って考え自然に生きるべきなんだろう。 2019/04/26

mint☆

86
養老さんの著者は時々読んでいますがこちらも「養老節」ですね。印象に残るところは何箇所もありましたが「人の心がわかる心を教養という」養老さんの大学時代の恩師の言葉が特に印象的でした。個性を伸ばせというが、むしろ人のことがわからない方がいいと思っているフシがある、と。他にも、世界は実は役に立たないもので満ちている。でも現代社会はそれを忘れさせてしまっている、という言葉。クスッと笑うエピソードもありますが、本当に色々考えさせられます。養老さんがまるに振り回されている様子や時々出てくるまるの写真に癒されました。2019/09/30

nana

80
くよくよせずに前向きにいこう!と肩の力を抜ける本。まるちゃんの写真が癒し。2019/02/02

ちゃとら

64
【図書館本】まるをもっと読みたくて手に取った。この本は辛口の養老先生で溢れていた。手摺の除菌の貼り紙を見て「腹の中に一兆もバイ菌を持っているくせに何が除菌だ!」昭和20年代くらいまでは自宅で出産し自宅で亡くなる人が多かった。今は病院から出てきて病院に帰るのだから、日々の暮らしは「仮退院」😅遺伝子の話、死について、まるの事。マヨラーのまるを、動物は体に悪いものは体がやめろというものだと。生物学的な観点からキレキレの毒舌で語っている、面白い本だった。2022/07/10

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