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内容説明
浦島太郎、鶴の恩返し、シンデレラ…。昔話は、子供の読み物と思っていませんか？人間観察の名手・柘植文が贈る、ユルくてほろ苦～い、新釈昔話！ 無料電子雑誌「ベビモフ」掲載の話題作が、待望の単行本にて登場！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fumikaze
11
ー子供に読ませなくてもいいお話集ー確かに(笑)、おとぎ話がいつの間にか現実的で夢の無い解釈に変わっていく。好みは分かれるかもしれないが、意外性のある話が多く私は面白かった😋💦。次が出たら又買いたい。2019/04/05
ぐりとぐら
10
柘植文先生らしくて面白かった。どこか、とぼけた感じがあって、ゆるく笑える感じがクセになっている。おとぎ話モチーフだけど、『鶴の恩返し』とか『白雪姫』のようなパロディっぽいのから、『北風と太陽』みたいなモチーフにした話まであって、どれも面白い。北風と太陽の、２億円横領した女が動機を話してて、北風のように冷たい男と太陽の様にあたたかい男が登場するの、話を聞いてる所長とカウンセラーの反応が面白くて好き。こういうの無限によみたい。2021/06/20
fumikaze
8
予想していたより面白かった。著者が好きな人にはおすすめ。2018/12/22
とんぼ
4
こういうの好き。昔話やおとぎ話をブラックユーモラスに現代チックにアレンジした作品集。鶴の恩返し、シンデレラ、マッチ売りの少女、裸の王様の話が好き。金太郎は確かにキャラ濃いのにどんな話かって説明できないわ。金太郎から赤ずきんへの流れが違和感なさすぎて笑った。2019/06/13
みやしん
4
古今東西のお伽噺を現在人の視点から捉えるシュールパロディはままあるが、こちらはブラックジョークにとどまらないコワイ系の結末が多い。絵柄がのほほんとしているから、時折見せる登場人物の狂気が表に出た時の表情に戦慄する。記者が再登場した。北風と太陽は現実とよくマッチしている。かぐや姫は恐ろしい。ほんわかとした話しもあるよ。2019/03/29
