YA! アンソロジー わたしを決めつけないで

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YA! アンソロジー わたしを決めつけないで

  • ISBN:9784065139110

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内容説明

「お前、女子力ないな」と男子に言われてムカつきつつも、「このままじゃいけないの?」と、不安にもなる。誰にでもある「男らしさ」「女らしさ」の悩みを描く「女子力なんてない!」(小林深雪)ほか、「兄弟」をテーマにした「兄弟前夜」(落合由佳)、「国籍」をテーマにした「夜の間だけ、シッカは鏡にベールをかける」(黒川裕子)、「自分らしさ」をテーマにした「空、雲、シュークリーム、おれ」(大島恵真)の4作を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

23
どの話も良かった。女だから女らしく、男なら男らしく。昔よりはマシになったとはいえ、今でも押し付けてくる人は多い。髪もベリーショート、飾り気のない主人公が、乙女な男子同級生を大きく包み込む。『人間力』と作中に出てきたが、全ての話を通し、これからの若者が必要になるのは人間力だと痛感。決めつけられて苦しんだ者にしか出せない人間力は、誇りにして良いと思う。2019/06/30

ねこ

7
帯にあるとおり、「らしく」という言葉の呪文に悩む主人公たちを描いたアンソロジー。四人の作家さんのうち三人が講談社児童文学新人賞佳作受賞者。同じテーマで書くと、それぞれの持ち味がはっきりわかる。2019/06/26

ひとぽん

6
図書館本。短編集でさくっと読めた。どのお話も希望につながる終わりで、読後は、あったかな気持ちになれた。2021/05/22

あお

4
十代の頃読んでいたコバルト文庫や折原みとさんの文庫を思い出しました。ピュアで、複雑で、自分でもよくわからない苦しい十代の気持ち。大人になってから読むと、懐かしさもプラスされてくる。でも基本的に大人になってもあの頃の延長線にいて、建前はいろいろ言うけど根本は変わっていない気がする。「兄弟前夜」の「あせったり気負ったりしないで、心地よくいられる二人の距離を見つけることが大切」が印象に残りました。2019/12/24

ヨッシー

3
人の目を気にせず自分らしく生きていくことが大事と言うことがわかった~2021/04/06

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