講談社現代新書<br> 老いた家 衰えぬ街 住まいを終活する

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講談社現代新書
老いた家 衰えぬ街 住まいを終活する

  • 著者名:野澤千絵【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2018/12発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065141663

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内容説明

大死亡時代の到来とともに、注目され続ける「空き家問題」。2033年には3戸に1戸が空き家となる。これからの日本では、「住まいの終活」が最重要課題となってくるのだ。あなたが空き家を抱えた時、どうすればよいのか? あなたの子どもに自分の住まいについて、何をどう伝えておけばよいのか? 特別付録「書き込み式 住まいのエンディングノート」に書き込みながら、あなたの住まいについて考えてみよう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つちのこ

40
隣家が空き家になって三年が経つ。あるじはゴミを放置して夜逃げしたまま。伸び放題の庭木が越境し、物置には猫が住みつき子育てを繰り返している。行政に相談しても一度視察に来ただけで、その後はなしのつぶてだ。本書でいくら空き家問題を論じてみても、空き家を守るような現行法律や、見て見ぬフリの行政の甘い対応ではこの問題は解決不可能だと言わざるを得ない。空き家の課税を増やし、解体更地にした場合には逆に税金の減額をしたほうが得策ではないだろうか。地方の空洞化が進む今、空き家バンク程度の施策ではまったくの苦笑でしかない。2024/06/17

大阪魂

24
「老いる家 崩れる街」の続編?前のは、虫食い住宅開発してた家、老朽化でまちがどんどん崩壊するって話やったよーな気するけど、今度のは親とかが死んで家を相続しても、その家に住まへんかったりしたら、実は使い道なくて空き家化してしもて、倒壊とか危険がいっぱいの負動産になってしまう…相続放棄しても誰も引き取らなかったら倒壊被害でたときの責任は残ってまうって話…そんななってまう前に近所の人に解体費だけで譲渡するとかしとかんとえらい目にあうって…空き家対策と、そもそも家の資産価値おとさんための努力って必要やね…2019/09/30

Sakie

22
全国民を挙げての大ババ抜き大会である。人口が急減を始めるなか、それはもう既に始まっていて、たとえば20年後に処分できそうにない不動産を今買うなどもってのほかで、親や親族の不動産が転がり込んでくる可能性や、近隣が放棄物件で荒廃する可能性を考えれば、無縁でいられない人の方が多そうだ。個人ではどうしようもないケースも考えると、個人を厳罰化しても根本的な解決にはならず、マッチングにせよ近隣需要への橋渡しにせよ、譲渡推進にも早晩限界が出るのではないのかしら。法制面をはじめ、ババをババでなくする仕組みづくりが急務。2021/10/05

James Hayashi

22
東洋大教授(都市計画)、18年著。”住まいを終活する“ためのHow to 本としても読める。巻末には書込み式のノートもある。我が実家も”その時“が来るのは近いと思えるので、再度読みどう活用できるのか考えてみたい。相続放棄も一つの手だが、かなりややこしく人様の手を煩わす感じで好ましくない。行政書士など雇うとかなりの費用。若かりし頃の近所は田畑があったが、今は住宅地になった。しかし幼児は少なく我が幼稚園は廃園になっていた。2020/07/01

shikada

18
急増する空き家の現状と対策を解説する一冊。日本の過疎地域や、人口が全盛期から6割減したデトロイトの事情など、事例が豊富で面白い。重要なのは、空き家化を防ぐための相続や売買の情報を共有して、ハードルを下げること。本の後半は、実家が空き家予備軍と化している人向けの行動マニュアルだった。自分自身、空き家問題とは無関係ではないので、興味を持って読めた。2021/06/27

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