内容説明
日本人は生きることと死ぬことをどのように考えてきたのだろうか。長明、芭蕉、千代女、馬琴、良寛など代表的な古典の中に日本人の死生観を辿り、「死」を前提に生き方を考え、「死」の意味をあらためて見つめなおす。日本人の心性の基層に今日も生きている伝統的な死生観を現代に生きる私たち自身の問題として考える指針の書。「死」の偉大な先達から「終い方」の極意を学んでみたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
白としろ
2
西行の死生観は、あえていえば死の美学である。平たくいえば「美しく死ぬ」という想いである。 方丈記に見られるのは、この悲哀感を通奏低音とした感傷的で抒情的な日本人の無常観なのである。 来世の救済にたよらず、現世を肯定し今という瞬間を生きること、死という臨界点から人生を見ることを説いている(徒然草)。 人生を川と見た鴨長明は、それでも栖にこだわっていた。人生を旅とする芭蕉は、、、現実の栖を捨てた。 2024/09/06
今Chan
1
疲れた。「死」を考えるには、まだ早すぎたのかもしれない。2018/10/22
リノン
0
結局のところ、死を通して生を考えることに意味があるのであり、生きてきた人の言葉から生き方を学ぶ本だった。2025/10/12
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