内容説明
戦争も腐敗も善となる
恐ろしい論理を明らかにする
石平氏渾身の書き下ろし。
これを知らずして中国人は理解できない!
やっと私も中国人が分かったと言える
中国史を支配する組織の正体
易姓革命も、対外拡張も、腐敗も
共産党政権の命運も!
《主な内容》
■正義派知識人のA教授はなぜ、親族の腐敗を喜んだのか――まえがきに代えて
■第1章 一族のためであれば腐敗は善になる
■第2章 宗族という巨大組織の実態
■第3章 「械闘」に見る一族イズムの恐ろしい本性
■第4章 「共産党VS.宗族」の勝者
■第5章 中国史を動かす一族イズム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
5
社会の腐敗は非難するが、家族が腐敗で富を得ることは良しとする不思議な中国人の国民性。 石平さんの説明は大変わかりやすく、納得がいった。宗族、一族イズムが習近平政権に反乱を起こせば、共産党政権は一気に崩壊する。もちろん、崩壊しても真の民主化にはほど遠く、日本とアジアにとってはやっかいな大国である事に変わりはない。。。2018/12/30
うるの
2
近代化が進む一方で、「宗族」という古来からの社会形態が残っている不思議。一族イズムなのに国の統制がある程度機能する不思議。なんだかますます中国という国がわからなくなりました。本当に不思議で興味深い国だなぁ・・・。2021/02/10
√る~と
0
石平さんの本を初めて読んだけど、同じ言い回しが多用されてやや読みにくいかな。自国の歴史をしっかり知ることが大切だけど、近隣国のことも知らないといけませんね。王朝が何度も入れ替わる天命思想(善悪の逆転)、宗族と一族イズム(善悪の逆転)に対して、万世一系の国体を繋げてきた(善の一致)日本に生まれて良かった。2019/07/14
■TERU■
0
日本人からして中国人を理解できない理由が分かりました。 朝貢も正直意味がわからなかったのですが、天命を証明するための手段だったのかと何だか可愛そうになった。 日本の国に生まれ本当に幸せだと実感した。 しかし、中国の脅威に対しては万全に備えなければならないと怖くもなった。2019/01/27