集英社インターナショナル<br> 蘇る天平の夢 興福寺中金堂再建まで。25年の歩み

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集英社インターナショナル
蘇る天平の夢 興福寺中金堂再建まで。25年の歩み

  • 著者名:多川俊映【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 集英社(2018/12発売)
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  • ISBN:9784797673623

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内容説明

興福寺中金堂再建までの25年の歩み。幼い頃、荒れ果ててしまった興福寺を見て哀しかったと語る著者・多川俊映(現 興福寺貫首)は、「自分の代で天平の頃の美しい伽藍を復元する!」と心に誓い、境内の整備に邁進してきた。四半世紀の時を経て、2018年10月についに落慶となった中金堂の再建は、その中核をなす大事業。本書は、その再建に費やした25年間を丁寧に追った一冊。まずとりかかったのは柱にする良質な太い木材を探すこと。現代の日本ではもはや見つけることができず、なんと! アフリカはカメルーンから輸入することを決断する。その壮大な発想力と実行力からは、この大事業にかける貫首の情熱と執念が伝わってくる。

目次

はじめに
第一章 境内整備と中金堂再建を志すまで
コラム(1)興福寺を去った仏像・残った仏像
第二章 ついに動き出した「天平の文化空間の再構成」
コラム(2)薪御能と塔影能
第三章 発掘調査と中金堂再建のプロセス
写真で見る中金堂再建のプロセス
第四章 新たなる礼拝対象「平成の法相柱」再興
コラム(3)法相唯識の「阿頼邪識」
第五章 木材と瓦、職人たちの力を結集
その一 柱になる木材を調達する
その二 目指すは一〇〇〇年もつ瓦
興福寺の至宝 仏像との新たな出会いのために
興福寺略年表