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内容説明
竹田津実さんは、獣医師として長年、動物の治療に関わってきた。法律上は、野生の動物を勝手に助けてはいけないことになっている。しかし、怪我などをした野生の動物が「森の診療所」に持ち込まれた場合、竹田津さんはそのまま放っておくことができず、治療や看病をしてやり、森に帰すようにしてきた。「ウー」という名前をつけられたキタリスの子は、最初は竹田津さんの前でおびえていたが、次第になつき、森に帰ったあともまた戻ってくるようになる。ある時は、竹田津さん目がけてヤマグワの実を落とすなどといういたずらをしたり、またある時は、散歩についてきたり……。ウーも次第に大人のキタリスへと成長していき、命がけでライバルと闘うまでに……。本書は、お人よし獣医師のことが大好きなキタリスと竹田津さんとの心の交流を紹介しつつ、生命の不思議や凄さを伝える。小学校中学年以上を対象にした、「心のノンフィクション」シリーズの1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
17
人と動物の関係。本来、あるべき環境でというのが基本。そのあたりの気持ちが、なかなか難しいのと思う。嬉しいような、寂しいような。2019/06/02
timeturner
7
怪我や病気の野生動物を保護した場合、元気になったらまた野生に戻さなくてはならないから、人間に馴れさせてはいけない。でも、ある程度の期間、一生懸命世話をした相手に情が移らないわけがない。難しいものだなあ。2019/04/08
いよの缶詰め
5
森のお医者さんの竹田津さんと一匹のキタリスとの物語。野生で生きているものは、自然の中に返さなくてはいけない。けれど彼らは弱肉強食の世界で生きる住人であるから。特に印象深かったのは、『自然の中の命の移動』というエピソード。誰かの死によって、生かされている事を再認識させられる。『ゴールデンカムイ』では調理されてしまう彼らだが、寿命が3〜4年しかない事やカルシウムを得る為に骨を食べる事などキタリスの生態を知る事が出来た。2024/01/08
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