内容説明
池田室長とともに、“まさかが実現”を成し遂げた昭和31年「大阪の戦い」。
そして不当な国家権力の横暴に勝利した「大阪事件」。
いま再び「常勝関西」の源流を当時の証言、記録から綴る感動のドキュメント!
『民衆こそ王者』を再構成し、待望のワイド文庫化!
『新・人間革命』の“副読本”として活用できます!
目次
第一章 小説『人間革命』第十巻――「大阪の戦い」
第二章 大阪事件前夜
第三章 獄中闘争――「0.1パーセント」の道
第四章 七月十七日――「創価学会大阪大会」
第五章 裁判開始――恩師の死を超えて
第六章 無罪判決――「私だからこそ、ここまで戦えた」
識者の声――佐々木静子/佐藤優
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wiki
6
小説には描かれることのなかった物語の珠玉が丁寧なルポルタージュによって収められている。巻末の佐藤優氏が曰く「所与の条件で、恩師や同志に与える打撃を極少にするために、供述調書の作成に応じた池田氏の判断は正しい。抵抗の美学に酔いしれるのではなく、現実的に創価学会を守るにはどうすればよいかを考えて、池田氏はインテリジェンス(智慧)の戦いを展開したのである。そして、池田氏はこの闘いに勝利して、無罪判決を勝ち取ったのである」と。的確な指摘だと思う。現実に勝つためにどのような選択肢を選ぶか。歴史的な七月の物語である。2018/07/20
B-olivia
0
最後に池田は渾こん身しんの力ちからを込めて「……最後は信心しきった者が、大御本尊様を受じゆ持じしきった者が、また、正しい仏法が必ず勝つという信念で、やろうではありませんか!」と叫さけんだ。場内にいた北側義一(平野区、総区主事)は「あの先生の声が雷鳴のようだった」と語る - 「池田大作とその時代」編纂委員会作『民衆こそ王者』に学ぶ 常勝関西の源流。 2021/03/02