潮文庫<br> 史上最高の投手はだれか 完全版

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潮文庫
史上最高の投手はだれか 完全版

  • 著者名:佐山和夫【著】
  • 価格 ¥927(本体¥843)
  • 潮出版社(2018/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784267020872

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内容説明

1920~40年代、ニグロリーグで最高の速球を投げ、生涯通算2000勝、シーズン105試合登板104勝、42歳でメジャーリーグデビューし、計6シーズンで28勝、最後の登板は59歳。同時代を過ごした人たちの証言などにより語られていく記憶の中のサチェル・ペイジ。第3回潮賞・ノンフィクション部門受賞作に大幅加筆修正した完全版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

10
旧版の単行本も古書を入手して読んでいました。電子版で完全版を見つけたのでこれを昨年、読み、佐山氏にファンレターの葉書を出したら著者からは他の著書をプレゼントいただき、とても恐縮しました。 伝説の大投手、サチェル・ペイジについて渡米して調べた紀行文でもあり、だてに受賞していませんね。野球は正確な記録が残っていないと伝説にしかならないのでしょうね。ある種の秀逸なアメリカ論でもありますし、作者の他の著書も読みたいですね。(貰った本も未読のまま積読になっていますので……)2021/09/29

ひじり☆

6
人種差別の壁により、野球人生のほとんどをニグロ(黒人)リーグで過ごした伝説の投手百田尚樹さんの本から興味を持ち、読んだ。サチェル・ペイジを題材にしたノンフィクション。生涯通算2500試合登板で2000勝、シーズン105試合登板104勝、42歳で大リーグにデビューし計6シーズンで28勝、最後の登板は59歳。こんなスゴい選手がいたんだ!フォアボールの使い方の逸話が好き!2017/12/12

Masakiya

4
 三十五年ぶりの増補版を三十数年ぶりに再読。加筆された数章の中で幼少時のペイジが語られる。「学校は私をなまけ者たちから切り離してくれた。それだけじゃない。野球の腕前を磨いてくれ、勉強をさせてくれた。喧嘩をしないで時間を過ごす方法を教えてくれた」20世紀初頭の南部アラバマの貧民街生まれのこの史上最高の投手の少年の時の思いを聞くと切なくなる。「サチェル・ペイジは達観した人だった。彼は自分の力で変え得るものは変え、変え得ぬものは耐えた」と評される彼の人生への態度はこの経験からくるものではないだろうか。2018/03/23

みむら しんじ

1
一気に読了。50歳を過ぎてもなお米大リーグのマウンドに立ち、ニグロ・リーグ時代から向かうところ敵なしと言われた伝説の投手サチェル・ペイジ。人種差別ゆえに大リーグに最晩年しか声が掛からなかったが、あまりの凄さゆえに野球殿堂入りをしてしまう。通算勝利2千勝とも言われる伝説とその人生に迫る。2017/09/08

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