小学館文庫<br> 野村の遺言

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小学館文庫
野村の遺言

  • 著者名:野村克也【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 小学館(2018/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094065862

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内容説明

野村野球の真髄、最初で最後の本格捕手論。

「キャッチャーは試合の脚本家。脚本がだめではいい作品は生まれない」と、名捕手不在のいまのプロ野球を憂う著者が、「これだけは言いのこしておきたい」ことは何なのか。
真のプロフェッショナルを知る著者が、これこそ捕手の醍醐味と言われる「配球」と「駆け引き」について、知られざるエピソードと勝負の法則、名捕手の条件を語り尽くす。

文庫版スペシャル「野村克也×山崎武司のぼやき&言いたい放題対談」を特別収録!

※本書は過去に単行本版として配信された『野村の遺言』の文庫版です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

102
こないだ頂いた、ノムさんの遺言書。今回は、キャッチャーの話が中心となる。「キャッチャーこそ、真の監督。』はノムさんのある意味、常套句だが、この本には「どうして、そう思うのか?」を書いている。『野村ノート』にも書いてあった、ノムさん流『バッター4タイプ』を始めとし、現役時代に組んだ皆川氏との話。指導者になってからは、各選手にボールの握り方からの指導、古田や嶋などの頭脳や思考を見抜き、彼らの話も聞き入れ、捉えた上での徹底的指導。古田たち以上にその才能を開花させ、生かした遠山や辻など、様々な選手への指導論。2022/01/12

MICK KICHI

86
日本プロ野球史上最高の捕手、名監督、再生工場と言われてた野村克也氏の捕手論。理論整然と説く内容は研究者の様に日夜積み上げられた独学の確固とした成果でした。「名捕手不在の時代」を迎えた現代のNPB。捕手を重視しない野球のつまらなさが良く理解できます。練習1:試合9で培われる捕手の育成に本気で取り組んだ球団が勝利を勝ち取る。リードに長ければ打撃は向上する。観察、判断、決断のプロセスが踏める人間が成長する…金言に満ちています。ドラゴンズファンとしては巻末の山﨑武司氏との対談が楽しい。山﨑氏ドラの監督になってよ!2018/12/15

goro@the_booby

43
なくなられて1週間経ちますが喪失感が大きい。野村克也を意識しだしたのは解説者になってからだったけど、理論的に話すこの人は監督になるべきだと思った。そしてヤクルトに来てからのチームの変化には驚かされた。そして西武との日本シリーズは心が奮えた。野球は面白い。この本ではキャッチャーの重要性が説かれてますが試合の脚本はキャッチャーが書くもの。脚本がつまらなければ映画も面白くない。新庄剛志は動画で監督との思い出を語ってたけど人との出会いが人生を変えるのだなぁ。監督はたくさんの人を残した。こんな人いないわ。2020/02/17

マッちゃま

21
ノムさん本。NPBファンなら楽しめること間違え無しのノムさんからの捕手論。自身のエピソードを混じえながら「こうやって成功を掴んだ」と解説してくれる。選手、監督としての実績も有るし説得力は十二分。いやいっそウチの小林も見てやってほしいなんて思ったりもしました(本書には書かれていませんが、いつもの長野へのボヤキも本人へ伝えてください)オフシーズンの今、ああ〜早くプロ野球が始まってくれって感じさせてくれ嬉しくなりました。山崎武司さんとの対談も笑わせていただきました。山崎さんの監督姿、いつか観れるのでしょうかね。2018/12/07

nishiyan

12
これまでたくさんの著作を送り出してきた野村克也さんによる捕手論。捕手とは何かから、具体的な配球テクニックに至るまで、バッテリーを組んだ投手(皆川睦夫etc)や対戦した強打者(長嶋茂雄、王貞治etc)とのエピソードも交えて縦横無尽に語っている。強打者のみならず審判との駆け引きなど読みごたえがあった。文庫版の特典として、山崎武司さんとの対談が収録されている。これがまた面白い。野村監督時代の楽天ベンチの中にいるような錯覚すら覚えた。山崎さんは監督になれるのだろうか。処世術が不得手だろうから、無理かも。2018/12/20

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