内容説明
1980年代後半、東北に住む主婦せい子は異常に重いつわりに苦しんでいた。3カ月も原因がわからず大学病院を受診すると、なんと三つ子が宿っていたことが判明した。一瞬の安堵もつかの間、告げられたのは、三つ子出産がハイリスクであること、そして中絶の検討だった――。家族の反対、シロッカー手術など体の準備、切迫早産の危機、分娩後の大量出血など壮絶な出産体験から、家族&家政婦総出の子育て、泣きやまない三つ子たち&睡眠不足による体調崩壊、緊急入院など育児でのトラブルまで、想定を超える過酷な状況が次々とせい子に襲いかかる!! せい子が産んだ三つ子の長女である著者が、多胎妊娠&育児の現実をユーモラスに描く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
14
この本を読むと昨今問題になっている虐待について考えさせられます。三つ子の出産,三つ子を育てるのは本当に大変。子どもは生んだら終わりじゃない。生まれてからは育児が待っている。周りに助けてくれる人がいないと…難しいなぁ。2019/03/23
アズル
10
図書館本。『本当にあった笑える話』の書籍化。笑うどころか、泣きっ面に蜂のような…。かなり奥深い人間賛歌でした。2021/02/26
多津子
5
三つ子の長女として生まれた著者が、30歳になったのを機にお母様に当時の様子を聞いて描いたというコミックエッセイ。一卵性の三つ子というのも珍しいが、自然分娩で生んだというのもすごい。そしてやっぱり大変そう。家族総出で育児にあたり、サポートや手助けがあってもこうなのだから本当に子どもを育てている方々には頭が下がる。赤ちゃんの頃の様子だけなので、三つ子の幼少期のエピソードも見てみたい。2020/12/27
チョコろん
5
80年代後半の東北地方。二人目の妊活に励んでいた主婦のせい子に待望の懐妊の知らせが。しかし、お腹の中には三人も子どもが居て……。---近年では多胎妊娠の成功は少なくない印象だが、80年代後半の時点ではかなり珍しく、医者も慎重な対応を取っているのが伺える。反面、貴重な症例のアンプル扱いを受けている部分もあり、母体に危険があるのに自然分娩へ急遽変更したのはひどい。せい子母が出産に反対するのも愛情だよね。まだ居ない孫よりも今生きている娘(お腹の中で既に生を受けてはいるものの……)。三つ子のその後も知りたい。2018/12/31
言いたい放題
2
過去3年くらいの中で一番爆笑した2019/04/11
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