内容説明
主人公のあおは、脳腫瘍を患って記憶を失い、自分のことも、家族や友達のこともなにも憶えていない。心配してくれる母や親友の小雪との付き合い方がわからず、苦しい日々を送るあお。そんなある日、ふと立ち寄った丘の上で、「100年後の世界から来た」という少年・颯と出会い、彼女は少しずつ変わっていく。しかし、颯にはある秘密があって……。過去を失ったあおは、大切なものを取り戻せるのか? そして、颯の秘密が明らかになるとき、予想外の奇跡が起こる――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たっちゃん
19
感動しました。あおと颯、小雪、良いこと言っていて心に残りました。2021/02/09
しお
11
過去を探すのではなく、今を必死に生きろ。私の濁りきった目に、綺麗な空が映ることはあるのかな。2019/01/15
凍矢
6
少し泣きそうになりながら、読了しました。ふとした伏線があり、自分もそれに気づかず、優しい少年の言葉を信じていました。それはとても優しくて、切ない嘘でした。主人公の苦悩がひしひしと伝わって来た時は、自分も緊張してしまいました。どうなるんだろうと、気になって仕方ありませんでした。前向きになれる、そんな作品でした。2018/10/06
坊ネズミちゃん
3
この本は沖田円さんや、いぬじゅんさんの小説の 書き方や内容に似ていたので、自分的にはパクリだと思って読み終えました。 別の本の内容と似ていたせいか、感動しませんでした。
Nori
2
脳腫瘍により記憶を失ってしまった女子高生と100年後の未来から来たと名乗る少年のラブストーリー。記憶を失くしたことにより母親や友達とうまく関係を築くことができないけど、少年との交流により新たな関係を築いていくことができていく。ただ、未来から来た少年には秘密があり…。ラストはものすごくハッピーエンドでした。2022/06/05