内容説明
「視野無限」(「橘高薫風川柳文集」より)
川柳のノートの表紙に書いていた言葉です。
題が出されたとき難しいなあ、こんな題で作句ができるのかと不安になった時、ミクロの目で、宇宙の目で、曲線で、直線で視野を広げようと心掛け、「継続は力なり」と自分を叱咤激励しています。(柳言より)
短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳!
47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。
富山を代表する川柳作家・増田紗弓の渾身の作品群!
本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「サウンドが聴こえてきそう蕗のとう」。
ほどほどの雪なら好きな北陸路
雪山の晴れの魅力に住み慣れる
息災でいたかと雪を払い合い
雪の峰拝めば湧いてくる力
雪の白宥めることも知っている
四季咲きのバラをいたわり雪払う
雪の日は炬燵と本と酒も友
目次
柳言
第一章 あしあと
第二章 塞翁が馬
あとがき