内容説明
愛弟子のライルとともに魔王の元に辿り着いた中年勇者のフリードは、死闘の末に魔王ユリーシャを追い詰める。だが止めを刺そうとしたその時、魔王討伐の手柄を独り占めしようとしたライルの裏切りにより命を落としてしまう。直後、死んだはずのフリードが目を覚ますと目の前に一人の魔族の少女が現れ、衝撃の事実を告げた――「お目覚めですか、魔王様」。こうしてなぜか新たな魔王として甦ってしまったフリードは、配下の魔族たちを救うため勇者たちとの戦いに身を投じていくのだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
20
表紙が格好良くて購入。挿絵も可愛くて良かった。 物語は功名心溢れる弟子に殺された主人公が蘇った話。タイトル通りのストーリーなんだけれど、主人公も霞むぐらいのクズっぷりを披露した弟子が、さほど引っ張らずにただのやられ役で途中退場だったのには噴き出した。 これは個人的な嗜好の問題なんだけれど、全体的にきちんとしたファンタジーものだが何ともこう、読んでいて退屈というか、終始ワクワク感のない展開で物凄く困った。2019/10/04
ウハタ
3
タイトルの通りの内容。なろう系小説。いや〜弟子がゲスだった〜。ゲスの上に魅力もなかった〜。突き抜けた悪ならそれはそれで魅力あるのにね!人を見る目がなかった為にエラい目にあった主人公だけど、結果良かったのでは。人間と魔族がお互い線を引いた関係(不干渉)になりたい主人公だけど、当然ながら中々難しそう。ラスボスはどうも腹黒そうな神様ですかね?2019/04/11