内容説明
原発周辺の活断層はなぜ見過ごされてきたのか.今後は誰が,どうやって活断層の危険性を評価すべきか.原発建設における審査体制の不備や科学の誤用を厳しく指摘してきた著者が,原子力規制委員会でのこれまでの議論を紹介しつつ,問題点を検証する.科学の限界も考慮し,これからいかに判断すべきなのかを考える.
目次
目 次
はじめに──本書の目的
1 原発が抱える活断層問題──いま何が問題になっているか?
1・1 活断層を総点検する必要性
1・2 活断層はどう定義されているか?
1・3 原発直下の活断層問題
1・4 活断層はなぜ危険か?──被害の実態と対策
[コラム:朝日新聞2011年9月11日 寄稿]
2 活断層が軽視されてきた原因
2・1 活断層に関する理解および認識の問題
2・2 調査体制・審査体制の問題
2・3 審査ルールの問題
[コラム:東京新聞2012年9月23日 寄稿]
3 活断層過小評価の実例
3・1 島根原発周辺の鹿島(宍道)断層
3・2 志賀原発周辺の海底活断層
3・3 柏崎刈羽原発沖合の海底活断層
3・4 敦賀原発敷地近傍の浦底断層
3・5 下北半島周辺の海底活断層
[コラム:共同通信2012年6月9日 寄稿]
4 原発敷地内の活断層調査──規制委員会の取り組みと反響
4・1 旧保安院の問題提起
4・2 規制委員会による現地調査団の編成
4・3 敦賀原発の特殊事情
4・4 敦賀原発の敷地内破砕帯(断層)調査の進展
4・5 事業者側からの批判
4・6 報道機関による批評
[コラム:読売新聞2012年8月21日 寄稿]
5 これからどうすべきか?──新たな規制基準と体制整備
5・1 新規制基準にもとづくルールの徹底
5・2 規制委員会の体制強化と信頼性確保
5・3 科学的安全判断の本質的な整理
[コラム:毎日新聞2012年7月6日 寄稿]
おわりに
[資料1]新規制基準における活断層等の扱い
[資料2]従来の規則類における活断層等の扱い
参考文献
感想・レビュー
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