新潮文庫nex<br> 昭和少女探偵團(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
昭和少女探偵團(新潮文庫nex)

  • 著者名:彩藤アザミ【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2018/12発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101801421

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内容説明

和洋折衷文化が花開く昭和6年。女学校に通う花村茜と級友たちに怪文書が届いた。疑われた親友を庇う茜の耳に凛とした声が響く。――「やれ、アリバイがないのは僕も同じだぞ」。謎めいた才女・夏我目潮だった。鮮やかに事件を解決する彼女に惚れ込んだ茜は、天才で変人の丸川環も誘い、探偵團を結成するのだが。乙女の園で繰り広げられる昭和本格レトロ青春ミステリーここに登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

64
「サナキの森」で、旧字体によるおどろおどろしい怪異譚と軽妙な文章による現代パートを融合してみせ、「樹液少女」で本格推理物に幻想小説の味付けをしてみせた著者の3作目は、一体どんな幻想的な世界が現れるのかと思ったら、これが「サナキの森」の軽い部分だけを踏襲したようなライトなミステリ。昭和初期の女学生たちを主人公に、まるで少女漫画のような世界か展開する。「サナキの森」の軽い文体は、怪異譚の部分をより印象付けるためにあえて取った手段と思っていたが、著者はライトノベルだけで勝負できると思ったか。今後はどんな作品を?2019/06/14

雪紫

56
昭和のレトロや女子高の雰囲気が(含ミナンテアリマセンヨ)好きな方にはおすすめ。本当に書き込みもキャラ立ちも軽妙かつ、しっかりと書かれてる。でも時代が時代だからか戦争の影がほのかに暗闇を落とす・・・。好みだったのは刑事の意外な面と出処に唸る「ドッペルゲンゲルスタイルブック」。2022/02/07

佐島楓

56
キャラクターが活き活きしていて、昭和レトロな雰囲気も相まって面白く読んだ。時代や人物の設定がパンチの効いたものなのに、少ししか活かされていない気もする。続編の予定があればもっと暴れさせてほしい。2018/12/06

九月猫

54
彩藤さん新作はラノベ!?と驚いたけど、少女特有のテンションの高さとレトロ風味が相俟って非常に楽しい。彩藤さんご自身も書いてる間、楽しかったんだろうな。妄想暴走系乙女の茜、出自に秘密をもつ僕っ娘 潮、変人“電気ガール” 環。個性的な3人の女学生が結成した探偵団。ゆるい日常の謎ばかりかと思えば、前後編の「満月を撃ち落とした男」では時代のきな臭い背景がちらり。「卒業するまでの、最後の自由な時間」そう言った彼女だけではなく、他の少女たちもきっと。限られた時間、愉快な日々を過ごせよ少女たち!ということで続編希望☆2019/02/20

よっち

45
和洋折衷文化が花開く昭和6年。帝都の女学校に通う花村茜と級友たちに怪文書が届き。疑われた親友を庇う茜が謎めいた才女・夏我目潮や謎めいた才女・夏我目潮とともに少女探偵團を結成するレトロ青春ミステリ。怪文書の正体、ドッペルベンゲル遭遇の真相、そして級友の元婚約者が失踪した事情。のんびりとした茜の呼びかけで結成された少女探偵團が周囲で起きる事件を解決してゆく展開で、たびたびの視点変更が読んでいて多少混乱に繋がった感はありますが、登場人物たちもキャラが立っていて、のんびりとしたレトロな雰囲気を楽しめた一冊でした。2018/12/25

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