種子法廃止と北海道の食と農

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種子法廃止と北海道の食と農

  • ISBN:9784909281104

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内容説明

2018年3月で米・麦・大豆の生産・普及を地方自治体に義務付けていた「主要農作物種子法」は国会で十分な審議のないまま突然廃止され、主要農作物のタネが自由市場へ。その問題点をさまざまな角度から探った本。

目次

はじめに
第1部 種を継ぐ人々
1 いのちは誰のもの?
2 種がつなぐ、人と地域と自然と
3 人をつなぐ、命をつなぐ「ひとりCSA」
第2部 種子法の廃止とこれからの行方
4 種子法が果たしてきた役割と廃止後の課題
5 種子法はなぜ廃止されたのか
6 多国籍企業が世界で進める種子支配
第3部 先端育種技術と種子法廃止の関係
7 種子法廃止と遺伝子組み換え作物
8 種子法廃止とゲノム編集
第4部 これからの食と農を考える
9 命を支える「食の経済」をつくろう
10 ローカリゼーションが人々を幸せにする
【補遺】種子(たね)は人類共有の財産? それとも企業の所有物?
あとがき
初出一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もけうに

1
極端な論もあるが、種子をグローバル経済の中に組み込んでしまう危険性がわかり、面白かった。生物多様性は大事。種子に関しては経済的利益だけを追求せず、地産地消・生産者保護を重視することが食のリスクヘッジに繋がる。2020/05/26

たけふじ

0
2017年度末で廃止になった「種子法」。その背景にあるのがTPPへの加盟であり、JA全中の影響力をそぎ落としたい自民党の策略だった。「食料安全保障」という言葉が浸透して久しいのに、種子法の廃止によって食料自給の第一歩となる種子まで脅かされているのはいかがなものか。2021/01/23

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