ハヤカワ文庫JA<br> 祈りの守 仕立屋・琥珀と着物の迷宮3

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ハヤカワ文庫JA
祈りの守 仕立屋・琥珀と着物の迷宮3

  • 著者名:春坂咲月【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 早川書房(2018/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150313500

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内容説明

女子大生・八重がバイトに通う奈良の着物店〈旧暦屋〉では、七夕が近づき、浴衣イベントの傍ら、寺と提携し古裂を使ったお守りを売り出した。だが妻にお守りを贈られた男がこれは離婚の危機の印ではと訪ねてきて……柄に隠された裏の意味、旧家に遺る暗号、呉服屋の裔を狙う詐欺、子供和裁教室に流れた涙の理由など、天才和裁士・琥珀が和と着物の謎を解き明かす。金髪美僧も加わり、古都で恋と謎が交錯する、シリーズ第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

58
『花を追え』から続く仕立屋・琥珀シリーズの3作目。2作目『旧暦屋、始めました』からは舞台が奈良になっているのでのんびりムードの謎解き小説になっている。タイトルから琥珀が主人公だと思うが語り手は『花を追え』で辻が花をめぐって翻弄された八重。着物に関する薀蓄満載で、関連して二十四節気七十二候や和歌俳句と植物の関連など日本的な伝統の知識が次々登場するので「勉強になります」という読後感。2022/04/15

よっち

35
七夕が近づき、浴衣イベントの傍ら、寺と提携し古裂を使ったお守りを売り出した旧暦屋。そこに妻にお守りを贈られた男が離婚の危機の印ではと訪ねてくる第三弾。柄に隠された裏の意味、旧家に遺る暗号、呉服屋の裔を狙う詐欺、子供和裁教室に流れた涙の理由など、少しばかりの行き違いが様々な思わぬ誤解へと繋がってゆく展開でしたが、どれも終わってみればそう悪くない結末に終わっているのがいいですね。どうにももどかしい八重どんと琥珀の恋模様ですけど、少しずつでも進展するといいですね。サの字もそうですが続巻ではそのあたりにも期待。 2018/12/04

あゆみ

26
★★★★☆ 巻を追うごとにおもしろくなるこのシリーズの軽快な文体が好み。琥珀が八重との距離を縮めようと攻めているが、相変わらずなかなか進展しないし、大学の先輩の二宮からのアプローチも小学生の2人組を巻き込んで回避しようとするし、どっちつかずの八重の態度が気に入らない。小学生の2人組がかわいくていい子たちで、夏休みの自由研究としてお守りを作る「祈りの守」のお話が素敵!2018/12/17

ひさか

17
2018年11月ハヤカワ文庫JA刊。書下ろし。シリーズ3作目。着物にまつわる謎解きが楽しい。マニアックな見立が、ひと筋縄では理解できず、まぁ、見立てる側に立てば、そういうもんなんですけど、ちと凝りすぎの感あり。2020/09/22

ここあ

12
祈りの守、素敵だなぁと思いました。小学生の二人が可愛かったです。2019/02/13

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