光文社キャラクター文庫<br> ことぶき酒店御用聞き物語

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光文社キャラクター文庫
ことぶき酒店御用聞き物語

  • 著者名:桑島かおり
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2018/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334777739

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内容説明

とある温泉街にある「寿酒店(ことぶきさかてん)」を継いだ寿ミツルは、一軒一軒に注文を取る、昔ながらの御用聞きを続けていた。その理由は、霊感の強い寿一家が旅館を守る屋敷神(やしきがみ)の用事に応じるためだった! あるとき新進気鋭の「サクラリゾート」がオープンし、街は大騒ぎ。イケメン若手社長、幼なじみの神社の息子や個性豊かな屋敷神たちに囲まれ、ミツルはトラブル三昧……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukision

63
温泉街にある酒屋の跡取り娘の御用聞きのお話。でもその昔ながらの御用聞きスタイルは,旅館を守っている屋敷神の用事に答えるため,というのが面白い。軽く読めるお話。2022/05/11

真理そら

60
北陸の温泉町の古い酒屋の娘ミツルは温泉旅館に住み着いている屋敷神が見え、声も聞けるので酒の注文と屋敷神の御用を聞きながら酒屋の跡継ぎとして日々頑張っている。酒の品揃えも良く試飲もできる店の切り盛りや新規の注文を取るためにがんばるお仕事小説としても興味深い(日本酒が飲みたくなる)幼馴染の神社の息子・匡、サクラリゾートのイケメン社長・有賀との交流も恋物語としての進展が楽しみだ。2023/07/30

吊り太郎

30
ことぶき酒店御用聞き物語。 とある温泉街にある「寿酒店」を継いだ寿ミツルは、昔ながらの一軒一軒に注文を取りに回る、御用聞きを続けていた。その理由は、旅館を守る屋敷神の用事に答えるためだった!温泉街の各旅館にまつわる、出来事に振り回され、個性豊かな屋敷神たちの用事にも答えなければならず大忙し!そんな中、大型リゾートホテルが進出して、イケメン社長や幼なじみの神社の息子や、恋愛模様もちょっとあり、面白い作品でした!続きが気になるので早速購入か?と考えています(笑)2019/02/27

昼夜

25
御用聞きはサザエさんのサブちゃんしか知らないけど潰れた旅館を買い取ってホテルを建てたリゾート会社の社長の徹底したホスピタリティと機転が素晴らしいを通り越して天晴れです。それに主人公の父親が店を継ぐ気があるのかと問い質したとき、ホテルや旅館ほどホスピタリティを発揮できないし伝統とかないけどうちの店を継いで経営するときに自分の中に確固とした指針やビジョンがないとなにかと戸惑ってしまいそれが不振につながっていくんだなぁとグッときました。2019/01/14

メルル

22
温泉街にある「寿酒店」の跡取娘ミツル。寿酒店は代々御用聞きを続けている。それには事情があった。温泉宿に住み着き守る屋敷神の御用聞きが裏の仕事だった。素朴な温泉街に進出する話題のリゾート旅館。そこの若手社長はかなり癖があるように思う。誠意ある対応と言いながらもドライな割り切った印象を受けた。その怪しげな雰囲気が謎を呼んで面白くもある。ミツルの中途半端な仕事ぶりがどうかと思っていたが、それが鍵でもあったのか。屋敷神は何故だか印象が薄かった。2019/01/17

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