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内容説明
水木しげるの手によって、古今東西の妖怪伝が集結! 上田秋成を大胆にアレンジした、「新・雨月物語」や、現代社会に蘇る妖怪を風刺たっぷりに描いた「現代妖怪譚」、果ては宇宙を舞台にした怪奇SF「コロポックルの枕」まで、短編・中編全20作を大量収録。目には見えない異世界を、ユーモラスに描き続けた水木しげる珠玉の作品群。 ★解説「水木しげるの画と『雨月物語』」高田衛(国文学者)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
23
全集77巻は、絵物語で描く『雨月物語』から始まる。思わず引き込まれてしまいそうになる絵の魅力がたまらなく、そして怖い。「吉備津の釜」はよっぽど気に入ったのか、直後にコミカライズもしている。表題作でもある『現代妖怪譚』は、社会批評として妖怪を配置した寓話。水木にはめずらしいSF作品『コロポックルの枕』は、宇宙を舞台としながらも、その感触はいつもの水木漫画とほとんど変わらず、逆にそこがすごいと思わされる。2015/12/14
軍縮地球市民shinshin
7
江戸後期の読本作家・上田秋成の書いた『雨月物語』『春雨物語』の漫画化された作品を中心に、ねずみ男が活躍する「現代妖怪譚」のシリーズも合わせた作品集。表紙は『雨月物語』所収の「青頭巾」だが高僧役をねずみ男がしているのも、水木の漫画化の特徴。2015/12/06
teitowoaruku
3
水木しげるによる挿し絵つきの雨月物語。絵が美しいのはさすがといったところか。前半の雨月物語は妖の美しさに染まっているのに、後半の現代妖怪譚は屁式分身法とか根無し草とか、実に人間らしい話。どちらも水木しげるらしい。2021/09/19
大臣ぐサン
3
1969年から70年代に描かれた怪異譚を中心に収録。まず、1972年に番町書房から出版された絵物語『雨月物語』が巻頭を飾る。怪談の傑作である上田秋成の『雨月物語』を、大先生はこの作品を描くためにはじめて読んだと言う事実が全く意外。中でも『吉備津の 釜』は絶品。元々の物語構成の妙は言うに及ばないが、大先生の画力がその恐怖を更に引き立てる。大先生と秋成の運命的出会いを垣間見れる。解説が高田衛というのも絶妙な人選だ。併せて原作である秋成の雨月も読むべし。2015/12/09
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