内容説明
実験的に始めた稀覯本のオンラインショップや、新設したコーヒー・バーなどが順調で、それなりに繁盛しているニューヨークの書店。オーナーのダーラは、書き入れどきの感謝祭を目のまえにして張り切っていた。片や書店のマスコットの黒猫ハムレットは相変わらず気ままに昼寝をしたり、シャーと威嚇したり。大変なのは、友達以上恋人未満の関係だった刑事リースの婚約者につきあわされることくらいという日々を送っていたダーラだが、近所でとんでもない事件が発生して……。黒猫名探偵シリーズ完結編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
59
NYの書店×黒猫名探偵のコージー・ミステリ。<書店猫ハムレット>シリーズの5作目にして完結編。日頃から極端な遅読。にも拘らず(無謀にも)10冊ほどを並行して読み進めている昨今の私なので相当な期間(たぶん半年以上)を要してのシリーズ読了である。ある種の達成感みたいなものがあって、一抹の寂しさも伴う。「跳躍」に始まり「お散歩」「休日」「うたた寝」そして「挨拶」。さすがに人間の言葉を話すことはできないが彼の意志は店主・ダーラを通して示され名探偵ぶりを発揮する。ハムレットとダーラ、ふたりの冒険を堪能。感謝である。2021/05/04
ケロリーヌ@ベルばら同盟
45
NYはブルックリン。タウンハウス付きの書店を亡き叔母から相続したダーラと、書店の”主”黒猫ハムレットの周囲では、何故か事件が頻発します。チャーミングなバツイチ、友情に厚く行動的なダーラと、必殺技『本落とし』で名推理を展開するハムレットのコンビは、数々の事件の解決に協力して来ましたが、何とシリーズは最終巻。素敵な隣人たち、個性的で有能な書店員、地域コミュニティ等々、魅力あふれる本書は、コージーミステリーであるとともに、ダーラの経営者として、自立した一人の女性としての成長物語でした。本屋さんには猫が似合う。2020/09/07
らび
29
シリーズ完結編なのでちょっと積んでました。やっぱり好きなシリーズが終わってしまうのは寂しいですね・・犯人当てはとても分かり易くそこは重きを置かずです。相変わらずハムレットの冴え具合とそこから導きだすダーラはいいコンビ。でもコニーとリースはあのままでどうなるの?それとダーラもあのメールでお終い。まあ彼らの日常に終わりはないってことなんでしょうね。1年最後の1冊は気持ちよく終わりたいものです・・そして知った!4巻目を飛ばしていた事実。もう1冊あったのか~~(^_^;)トホホ2018/12/31
鴨ミール
28
やっぱり終わっちゃうと淋しいな😭本作のトラブルの内容は日常的なものではないので、詳しいことはわからなかったが。リース刑事も結婚どうなっちゃうのか?ダーラの元旦那との食事は?気になることがいっぱい。この本の表紙、好き💕ハムレット、ありがとう。2021/05/07
コジ
27
★★★★☆ 「書店猫ハムレット」シリーズの完結編。結構気に入ってだけにこれで終りとは少々残念。相変わらずあれやこれやと事件に巻き込まれる主人公ダーラと、まるで初めから事件の全容を把握してるかの如くヒントをくれる名探偵猫のハムレット。今回も名コンビぶりを発揮して事件解決の通常運転。本格ミステリー好きには物足りなさがあるかもしれないが、読者をミスリードに誘う流れも有り(でも簡単に見破れる)、ハムレットが「本落とし」で教えてくれるヒントも種を明かせば納得と、基本はおさえたコージー・ミステリーになっている。2019/01/25
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