内容説明
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現在も作られている、全国の美しい染織品(きもの、帯)の現場を徹底取材。「ユネスコ無形文化遺産」「重要無形民族文化財」などの希少な染織に、独特の素材作りなども細やかに紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
15
手仕事って、厳しい世界です。だからこそ逸品が生まれる。だから、後継者育成が難しい…。でも、需要はきっとこれからもあると思う。2021/09/19
ひみ
10
はあぁ~思わずうっとりため息。着物、とりわけ紬が好きなので、作り手さんの想いを感じられる素敵な本だと思いました。多く出てくるのは「糸が大事」ということ。大自然に育まれ、自分が想像する何倍もの時間と手間隙をかけてつくられる糸。計り知れないこだわりと技術で染められていき、織られていく反物たちにいとおしさを感じずにはいられません。着物は高い、しかし、高いだけの価値がある。改めてそう思えるのでした。…また欲しくなってしまった(笑)2018/05/04
イボンヌ
8
伝統的な日本の織物を見ると愛国心が湧いてくる。 日本一周の目的が1つ増えました。 「手しごと」という響きも素敵です。 2020/08/01
kaz
1
基本的に、自然の草木を活かした染織を紹介。沖縄の芭蕉布・宮古上布・八重山上布、徳島の太布、北海道のアットゥシ織、新潟の越後上布・小千谷縮、静岡の葛布、北関東の結城紬・結城縮、兵庫の丹波布、鳥取の弓浜絣等、それぞれの仕事が美しく、写真を眺めるだけでも楽しめる。それぞれ手間のかかる仕事であり、後世に残せるかどうか不安がある。 2017/07/02
おかっち
0
どの手仕事も、その土地の風土・歴史・作り手の心・技・デザイン・植物の命が織り重なっている。 これぞ究極の手仕事・デザインなのでは…と 心揺さぶられました。 「ものは人なり」 時代のせいとして、無くしてはいけない。 今の私たちは、なんと不恰好な衣服を纏っているんだろうと客観的にみえてくる。 2021/10/22