内容説明
鳥に関する本を数多く出すサイエンスライター細川博昭氏初の笑いあり涙ありの鳥エッセイ。
「今の自分があるのも、鳥たちのおかげといっても過言ではない」と言う著者が、
世の中の鳥のイメージを客観的に見るところから始まり、子供の頃からの鳥とのつきあい、
苦労話や楽しい日々の暮らしのこと、今までの本では書ききれなかった鳥のすごいところ、
鳥に教えてもらった大切なことなどを、鳥への愛情あふれる文章でつづります。
鳥を飼っている方なら共感できる箇所多数!
鳥の知識も得られて満足度の高い1冊。
鳥と暮らしていない方は、一緒に鳥と暮らしたくなること必至です!
細川博昭氏の鳥ワールドへようこそ!
目次
1章 世の中の鳥へのイメージ、鳥への目線
2章 未来を決めた日、鳥と深い縁ができた理由
3章 鳥と暮らしてわかったこと
4章 驚異の能力! 脳力!?
5章 鳥の行動からその心を知る
6章 鳥が教えてくれた大事なこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
63
鳥好きによる鳥飼いのための、鳥への愛を再確認するための良本。いかに鳥が賢く愛情深く、人並みに好き嫌いの相性があり、食べることや遊ぶことの毎日を楽しみに生き、難しいことやクヨクヨとした心配をせず、今を思い切り楽しみ、最後の鼓動が止まるまで生きることを諦めない、そんな鳥類のすばらしさが余すとこなく語られていた。著者の本は鳥へのハウツー本ではなく、鳥の気持ちに寄り添った内容がとても好き。『うちの鳥の老いじたく』は先代の老鳥を看取る際に大変参考になった。"鳥好きに悪人はいない"が私のモットーだ。2022/02/27
トムトム
20
昔飼っていた鳥たちの思い出話が楽しかった。私が昔飼っていたオカメも「いいねートリさん、かっこいいね~!」と褒めごろすと、翼を広げてポーズを決めるという芸を教えたわけじゃないけどやっていて可愛かった。また鳥、飼いたいなぁ。鳥は宇宙人は同感!哺乳類とは思考回路が違うというか、仲良くなりかたが少し違うのよ。あくまでも対等に敬意をもって接さないと、信頼してくれない気がします。2019/10/16
yukision
19
鳥に関する本を沢山出している細川さんの,まさにタイトル通り,鳥愛がつまった一冊。我が家のインコと重ねあわせ,うん,うん,と頷きながら読んだ。細川さんが実際に飼っていたオカメインコとの交流にはじーんとくる場面もあり,鳥好きには頬が緩むエッセイだった。2018/12/21
トリオネア
13
鳥好きと、そうでない人にも良書。野鳥の飼育が禁止されたのは数の保護の為かと思っていたのに、まさか感情論によってとはガッカリ。もし野鳥の絶滅が危惧された場合、飼育されていないと飼育下での繁殖のさせ方も解らない。鳥は母親だけが子育てする哺乳類と違って雌雄での子育てになるものが多いので、つがいの相手選びが難しく思う。著者の細川さんのオカメ♂も♀もお互い無関心な様子だが、うちにいたオカメ♂♀もつかず離れずの同居人程度の関係だった。2019/03/21
ぽけっとももんが
11
鳥が飼いたくなるなぁ、でも思ったより長寿だし、全身全霊で愛を傾けないとまずそうだから覚悟が必要だ。でもこんなに感情豊かならやっぱり飼ってみたい、でも猫も飼いたいし。などと思いながら読み終えてみると再読でした、しかも割と最近。いろんな蘊蓄に対して知ってる知ってる、とほくそ笑んでたけどそりゃそうだ。2024/03/07
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