内容説明
中世の日中交流は彼我の禅僧の往来を機軸に展開した。五山僧によって起草された四六駢儷体の上表文を分析し、日本の禅僧を中国の士大夫と対比させ、室町武家政権における外交官としての五山僧の役割を明らかにする。
目次
鎌倉期における渡来僧
「無爾可宣」筆墨蹟
モンゴル襲来前夜の日元交渉の一面―趙良弼と大応
元朝国信使寧一山
元の幻住明本とその波紋
幻住明本と日元の居士
清拙正澄の事績
金剛幢下竺仙梵僊の渡来
日中の五山之上
外交官としての禅僧
室町幕府外交における絶海中津
日中禅林における疏から表への展開
寛正6年遣大明書
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- 和書
- 幕末史かく流れゆく
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- 和書
- 木下夕爾の俳句 (新版)