ワニの本<br> メロスのようには走らない。 -女の友情論-

個数:1
紙書籍版価格
¥1,466
  • 電子書籍

ワニの本
メロスのようには走らない。 -女の友情論-

  • 著者名:北原みのり【著】
  • 価格 ¥1,466(本体¥1,333)
  • ベストセラーズ(2018/11発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784584135396

ファイル: /

内容説明

暮らし、健康、子育て、恋愛、結婚
独身と既婚の間の溝、年を重ねるにつれて広がる経済力の差、
見た目の美醜格差、女友だちに抱く優越感、劣等感、嫉妬…。
北原みのりの書き下ろしエッセイ!「女友だち」の新しいカタチ。

おしゃべりで、自由で、ときどきぶつかる私たち。
独身と既婚の間の溝、年を重ねるにつれて広がる経済格差、
見た目の美醜格差、女友だちに抱く優越感、劣等感、嫉妬…etc.
それでも、男には絶対に見出せないものが、女の友情にはある。

<目次>
【第一章 女友だちと恋愛】
結婚-----------------結婚していく女友だちへ
美醜-----------------直視するには残酷な現実
三角関係-----------友情は男によって引き裂かれるか?
男---------------------男友だちとセックス神話
恋愛-----------------その恋愛どうなの? と言いたくなる時
孤独-----------------女友だちが結婚する理由

【第二章 女友だちと社会】
仕事I----------------女友だちとの仕事
仕事II---------------女友だちが上司や部下になった時
経済-----------------友情はお金によって引き裂かれるか?
選択-----------------私が生きなかったもう一つの人生
女社会--------------「女どうし」は陰湿か?

【第三章 メロスのようには走らない。】

【第四章 女友だちと人生】
老後-----------------おひとりさま、の女友だち
加齢-----------------美魔女が教えてくれた加齢への道
子ども---------------子どもを持つ女、持たない女の間
別れ-----------------女友だちとケンカしますか?
闘い----------------- 年上の女性たちの闘い方

あとがきに代えて---女友だちと毒婦たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朝比奈さん

15
題名が秀逸! 女には2種類ある。社長になる女と社長夫人になる女と。 でも、その両者の間にあるのは亀裂ではなく友情のこともある。 因みに私は結婚を機に退職する女性の気持ちがサッパリわからないクチ。 確かにメロスの友情は男目線だ。作者、男だし。 女は、走らない。それは見捨てるということではなく、馬に乗るなり駕籠に乗るなり、用意周到に、観衆がハラハラドキドキする前に余裕かまして帰ってくる。 でも、きっと世間というものは(男女を問わず)、女の友情にドロドロさをきっと期待するんだろうね。2014/05/24

カッパ

12
女の友情論か。なんだか嫌な予感。とは思いながら本を手に取りました。私には失った友達が何人もいます。こちらから距離をおいたことも置かれてしまったこともあります。それはいつも変化の時だったように思います。不倫を友達がしてしまったとき。こどもができたあと徐々に。私が刹那的か恋愛に溺れたとき。自分の理解の範疇をこしたり嫉妬がでるとかな?と照らし合わせて読みました。2020/11/22

ツキノ

7
タイトルに惹かれたのと『毒婦たち』がおもしろかったので即買い&読了。北原さんの出会ってきたさまざまな女ともだち(親しさの度合いはそれぞれ)を例に出しながら考える女の友情。おもしろかった。本文とは無関係なのだけれど、本の紙質がしっかりしすぎていて開きづらい&読みづらいのが残念…2014/01/01

6
『ダメをみがく』を読んだあとだったので、不思議な気持ちで読みました。最近、昔からの友だちが次々と子どもを産み、私も高齢出産の年齢になり、そして独身、3K仕事の日々。女、男って分けて考えることはあまりなかった私も、友人たちと話があわなくなってきたことの孤独感に苛まれていて手をとった本です。(著者の北原さんはフェミニストなのかな?)昨日は書店で酒井順子の『地震と独身』をちょっと立ち読みしてしまったり・・・ここのところ中年女の波立つ気持ちの処方箋はないものかと思う日々なのです。おもしろい本でした。2014/02/22

まり子

5
読むまでは私もタイトルの意味を勘違いしていた。"走らない"とはそういう事なのか…。北原さんが結婚した友人と距離を置いてしまった話は興味深かったです。北原さんはきちんと自分の気持ちを分析していて偉いと思った。世の中には自分が結婚した友達とつきあう努力(予定を合わせようとしたり、遊びに誘ったり)を怠っているのに、相手の環境が変わったからと相手のせいにしている人がいる。呆れる。女の友情とSNSみたいなテーマが書かれている本もあったら読んでみたい。2015/01/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7743640
  • ご注意事項