PHP新書<br> AI監視社会・中国の恐怖

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PHP新書
AI監視社会・中国の恐怖

  • 著者名:宮崎正弘
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2018/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569841915

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内容説明

絶対権力を握り、「第二の毛沢東」への道をめざす習近平主席。盤石の権力を補強する手段が、デジタル監視制度だ。顔識別技術の利用、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの監視により、共産党の脅威となる人物は徹底的にマークされる。サイバー部隊を使った情報工作・盗取の網はアジア全域に及び、AI兵器の開発に邁進して「デジタル中華皇帝」として君臨する。だが、共産党が誇る監視制度には致命的なアキレス腱があった。デジタル全体主義の闇を暴く。 【目次】プロローグ 米中貿易戦争は「序の口」にすぎない/第一章 AI監視と支配の凄まじい進歩/第二章 全体主義の恐ろしさと悲しみ/第三章 デジタル兵器、AI搭載ロボットの軍事転用/第四章 「初代デジタル皇帝」習近平/第五章 そしてパンダハガーは誰もいなくなった/第六章 「AIをマスターした者は誰であれ、世界の支配者になる」(プーチン)/エピローグ スマホ依存症国家の落とし穴

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HMax

31
なんと世界のAI市場の60%を中国が寡占している(2013-2018累計)。AIを駆使した顔認証で1万人の逮捕に貢献、2008年に開業した新幹線網は既に日本の10倍の路線距離、2018年顔認証カメラ出荷の6割が中国、交通警察のサングラスは顔識別装置を内蔵、ドローンの70%はDJI中国製、中国では全ての技術が独裁体制の維持、世界への影響力強化を目的として邁進している。中国に自壊して欲しいという著者の願望が入ったような内容でしたが、以下、知人の話しを聞くと、監視社会は着実に目の前にあるようです。2019/12/14

kubottar

19
中国の怖さを知るための本。監視社会怖い2020/08/30

かおりん

17
習近平国家主席は「第二の毛沢東」への道をひた走る。デジタル監視や情報統制は有名、読んでいくうちに怖さが増す。ハッカー、ウイルス、偽情報が戦争の道具に。諸外国の通貨印刷、コイン鋳造を請け負う。敵側の偽紙幣をばらまくとどうなるか。日本のメディアは反中モードに触れたがらず、不都合なことはなるべく知らせないようにする。トランプの報復関税作戦は、中国中心の構造を壊す新しいサプライチェーンの構築を狙う。日米関係も対中国外交で地殻変動が起きている。フェイスブックとアマゾンが中国に甘い。日本の無策、このままはよくない!2019/05/30

GASHOW

10
過去の監視は、人が行っていたが、オンライン社会では、何をしても全ての行動が計測され、機械が評価を行う。カメラで、全ての人を記録し、特徴をもとに識別する。大量のデータがあれば、個人について知らなくても、行動予測やカテゴライズができる。思想を取り締まることが出来る。この恐ろしい社会が、テクノロジーによって出来上がっている。日本がそうならない保証はない。2019/11/27

hdo obata

8
著者の危機感はエピローグの最終頁に要約されている。「デジタル文明にあって次世代技術開発にあたって日本の優位は跡形もない。」日本!・・・。ゆすりたかり国家、やくざ国家など法よりも恣意、むき出しの暴力を信奉する隣国に取り囲まれた日本よ、目覚めよ。改憲を目指せ!2019/01/14

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