角川ソフィア文庫<br> 図説 日本未確認生物事典

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角川ソフィア文庫
図説 日本未確認生物事典

  • 著者名:笹間良彦【著者】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • KADOKAWA(2018/11発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044004439

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内容説明

日本の民衆史に登場する幻人・幻獣・幻霊と呼ばれる「実在しないのに実在する」不可思議な生物たち。日本人の豊かな想像力と精神性が生み出してきた、彼らはいったい何者なのか? 天狗・轆轤首・青鬼・赤鬼・黒鬼・河童・人魚・猫股・九尾の狐・多頭大蛇・土蜘蛛……など、114種類の生物について、特徴や確認された場所などを、歴史文献を用いて解説。多岐に亘る史料を渉猟してまとめた、妖怪・幻獣ファン必携の完全保存版! 

【目次】擬人的妖怪編/魚と亀の変化/龍蛇類の変化/獣類の変化/鳥類の変化/湿性類の変化
【登場する生物】天狗/青鬼・赤鬼・黒鬼/地獄の鬼/河童/魑魅/魍魎/人魚/龍/大蛇/くだ狐/狢/鎌鼬/鵺/土蜘蛛/麒麟… 114種類

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

56
この本は面白い!単なる紹介的な図鑑なのかと思っていたら、紹介だけでなく、この生物が登場する歴史的文献から紹介されていて、天狗や鬼といった代表選手から「くだ狐」といった聞いた事ないモノまで種別に挙げられている。未確認生物だけにその信憑性は?と言われたら何も言えないが、本や書物に登場するこれらの生物がどのような生き物なのか!を知る手掛かりにもってこいの本。改めて「実在しないのに実在する」生物の多さに驚いた。2020/05/07

テツ

14
タイトルからはいわゆるUMA的な存在が記載されていると思ってしまうけれど、どちらかと言えば妖怪図鑑。本邦に跋扈していた日本人には馴染み深い未確認生物と彼らについての考察がかなりのボリュームで書き連ねられており、この手のお話が大好きな自分は大満足できました。現代社会を生きていたらどんな暗闇を歩こうがこうした存在についてリアリティのある想像はできませんが、せめて文章を読み姿形を頭に思い浮かべた夜だけでも、帰り道の暗がりに彼らの姿を幻視するような余裕を持ちたいものですね。2021/04/07

niz001

6
枕元に置いてちょびちょび読んでた。親本を持ってたはず。根拠のない決め打ちが時々見かけられるのが気になる。2019/08/07

風鈴

4
京極夏彦さん、三津田信三さん等のモチーフになる姑獲鳥、魍魎、蛟龍や、天狗、河童、九尾の狐等有名な不可思議な生物の特徴を解説しています。絵も使われてるし、日本の文化の奥深さに触れられます。そう言えば彼らは、陰陽座の歌詞にも良く出てきます。こういう本も楽しんで読めますね。2018/12/03

眉毛ごもら

3
古今東西の日本の未確認生物についての事典である。東日流外三郡誌からの引用がありこれもしかして古い本の復刻では?!となったら94年の本であった。伝承あるあるその正体、人間じゃね?とか犯罪じゃね?とか現在既知の動物ぽいな的なものもあり面白い。物語日記歴史書等いろんな出典があって面白い。他の本だと纏めてる河童の方言を分割していたり、既知の動物ではないかという場合は動物の生態についても書いていたり、もしかしたらこんな動物もいたかもしれない!!!とキラキラした語り口で述べているところもあり。浪漫って良いよねと思った2024/04/19

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