新潮新書<br> 眠れぬ夜のために―1967-2018 五百余の言葉―(新潮新書)

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新潮新書
眠れぬ夜のために―1967-2018 五百余の言葉―(新潮新書)

  • 著者名:五木寛之【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 新潮社(2018/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106107900

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内容説明

めまぐるしく転変する、先の読めない時代。人はしばしば世の不条理と人生の浮き沈みに眠れぬ夜を過ごす。だが、どんな時代でも人の苦しみの総量は変わらない、と著者は言う。とらわれ過ぎず、そしてよく目を凝らし、口笛を吹きつつ闇の中を歩いていこう。やがて訪れる夜明けを待ちながら――。時代、歴史、物語、愛、人生など様々なテーマをめぐり、半世紀にわたる思索から紡ぎ出された初の箴言集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

87
五木さんの作品で1967年からつい最近までの作品の中から500を超える箴言を取り出して40の小項目に分類して読ませてくれます。最初から五木ファンであった私は、最近の随筆集ばかり出されているのに不満を感じていましたが、この中には小説からとられたものも数多く収められていたこともあり、また小説を中心とした作品を再読したくなりました。このようなものができるということは五木さんの作品は単なるエンタテイメントではないものがあったということがよくわかります。2019/02/05

とくけんちょ

54
眠れぬ夜があるとするならば、眺めることもあるのかなぁっという程度。寄せ集めでしかなくて、特にまとめた意味を感じない。とはいえ、作者や過去の作品に思い入れがあれば、また違った感想になると思います。人生には期限がある、ブレないことは健全な状態ではないなど共感する言葉も多くありました。一見さんはよしたほうがいい。ファンブック。2020/02/02

コウメ

39
五木寛之さんが感動したであろう名言や格言が書いてあった。/マイナスの勇気、失うことの勇気、あるいは捨てることの勇気。現実を直視した究極のマイナス思考から、本物のプラス思考が出てくるのです。/知ることによって、より深い悲しみ、より深い絶望、より深い困難におちいることもある。また、知ることが、かえって虚心を見るための大きな障害となることもある。そんな難しい存在が、知というものの実体なのです。2019/05/17

aloha0307

21
五木先生初の箴言集 50年以上をカバーしているので矛盾する文脈もありますが全く気にならず。現実は非現実なくしてありえない~正か間違い の二元論では確かにいけないね。何とか食べていける&寝る場所がある...この有り難さを再確認しました☺ ”二十一世紀とは深く長い夜の時代”と仰る。マイナス思考を究めたうえでプラス思考がほんのり立ち上るのだね。五木さんに倣い、”好みのメロディーを口笛吹きながら夜を往こう!☺”2019/12/30

ikedama99

8
朝に読む本。断片の山なので、つながりが見えないので響かないのもあれば、寸鉄心を刺すのもあって、朝の出だしに読むのには向いている本だと思った。元本を読みたいとも感じた。2019/07/31

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