内容説明
すぐそばにある『LGBT』が身近になる世の中への入門書!「カミングアウトは必要じゃない。だけど、隠す必要だってないでしょ?」最近よくきく「LGBT」だけど、まだまだ知らない人が多い。「知らない」より「知ってる」ほうが、きっといい――そんなソボクな疑問に「オープンリーゲイ」の歌人として活躍する鈴掛真が答えます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
67
タイトル通り、世間からの素朴な疑問に対してオープンリー・ゲイ(周りにゲイを隠さずオープンにしている)の著者が素直に正確にオープンに答えてくれる一冊。へー!もたくさんあったし考えてみたら当たり前だよね…という気付きもあったし(ライスの喩えとか秀逸で分かりやすい)本当に読めて良かった本!書いてくれてありがとう!と思いました。世間を賑わせた議員の「生産性」発言、わたしもおかしいでしょ…と思いつつ上手く反論できなかったので、凄くスカッとしたし納得。著者1人の意見ですが偏りも感じず、ぜひたくさんの人に読んでほしい。2019/05/11
アコ
37
ゲイである歌人の著者がLGBTの基本的な質問に答える形式。軽妙でコミカルさがある筆致。卑屈さは皆無で実直。理解しつつも答えが出ていなかったことのいくつかを解くヒントをもらった。例えば同性婚。賛成派だけど「権利があるけどしない」と「権利がない」は全然違うよね、など再認識がちらほら。わたしは友だち2人にゲイをカミングアウトされている。それが自然すぎて戸惑いも差別意識もなくて。これって幸せなことなんだなーと改めて感じた。イケメン&発信力がある著者ならLGBTの認識を広められるはず、と期待。オススメ。2019/04/30
かさお
25
すっごく素敵な本✨短歌作歌の鈴掛さん。ゲイである事を公表するまでの過程、現状(当時の杉田水脈議員の問題発言にも触れてる)今後の展望について、素直で分かりやすい言葉で表現している。私は同性愛者に理解あると思ってたけど、奢りであった。上から目線だった。理解してあげてる、気になっていたにすぎないと、目からウロコが5枚くらい落ちた感じ。しかもゲイは心が女で身体が男の性と身体の不一致と思っていたが、誤りだった。短歌も瑞々しい才能を感じるし人間としてファンになった素晴らしい出会いの本としたい。2020/10/10
nana&qoo
23
歌人の著者が、ゲイを公表した過程や普段の生活を質問形式で綴ったノンフィクション。普通だよ、ただ恋愛対象が同性ってだけだよ。ゲイにも色々なタイプがいるよ、ということが分かりやすく伝わってくる1冊でした。読んだことはないのですがBL出版物との相違点も興味深かったです。某衆議院議員の発言に対しての反論は爽快でした。2021/03/14
はじめさん
22
笑っていいとも! で知名度をあげた歌人の青年。甘いマスクで男女ともに人気あるが、性的嗜好はゲイ。いつゲイになったの? などのクエスチョンにスパッと答えてくれる一冊で、氏の短歌も挿入される。/ 別に皆が皆、オネェ言葉でもないし、オラオラなマッチョなわけでもない。オープンな人もいれば、ひっそりと隠して生きている人もいる。デリケートな話題なんかは「仲良くなってから聞いてね」そりゃそうだ。/ 世間体で偽装結婚して子どももいるゲイに著者がまだ男ともやってるのと聞いてはぐらかされ、直感でやってるなとなるところ吹いた。2020/06/13
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