内容説明
「生き残れるのは一人だけ、残りは全員殺します」同級生の津々寺は銃を片手に、いつもの笑顔で言った。教室を占拠した目的は「友達を作るため」意味不明だ。死を目前にクラスメイトが涙に暮れるなか僕は心に決めた――彼女と過ごした“あの日”から真意を推理してみせる。その頃、妹のアザミは僕を助けるために学校へと向かっていた。これは殺人鬼と僕が分かりあうための物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
62
すべてを失っても引きかえに欲しいものとは、何だろうなあ。先鋭的な狂気を描くことの意味は、その疑問を追求することなのだろう。2018/12/07
momi
43
シリーズ第二弾!ヤバイの一言ではすまされないぐらい危険な人間…あちら側の人!!一線を越えてしまった双子の妹を匿う「終」高校生が銃を持って教室に立てこもり!全員が生き残ることはありえない!生き残るのはたった1人だけ!その条件にあてはまる人はだあ〜れ?さて高校生犯人の動機は!?一家失踪事件との繋がりは!?うぅ…サイコパスだらけ!まったくもって「あちら側」のことは理解できないがシリーズとおして…もの悲しい雰囲気と狂気の世界が気になって読んでしまう作品!2018/12/17
Junichi Yamaguchi
41
『人生って、死ななくても終わるんじゃないですか』… シリーズ2作目。 人を理解することの難しさ… 次巻はあるのかな⁈ あれば、理解することの葛藤、エゴを見届けたい。。2018/12/24
さばかん
39
まさか続きが出るとは思ってなかったので前回の内容を全然覚えていない。 いやぁでも、面白いなぁ。 こういう雰囲気の作品ってありそうでなかなか無いんだよなぁ。見逃してるだけかもしれないが。 終とアザミの兄妹愛が私は好きだよ。他の要素はただの飾りだね。 まだ続きがありそうな感じだし今度はちゃんと覚えていようと思う。2019/02/17
よっち
36
銃を片手に教室を占拠した同級生の津々寺。死を目前にクラスメイトが涙に暮れる中、終は彼女と過ごしたあの日からその真意を推理する第二弾。殺人衝動を抱えるアザミとの日々に少しずつ慣れ始めた頃に起こる一家失踪事件。その被害者家族の津々寺と友人の譲羽、そして再び危険な人物を誘き寄せてしまう有河。門をくぐってしまった人をいかに理解するか?という難問にそれぞれのアプローチがあって、容易に答えは出そうもないですが、それにしても引き寄せられるというか、周囲にヤバイ女の子ばかりが増えてゆく終は果たして大丈夫なんでしょうか…w2018/12/04
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