創元SF文庫<br> 氷上都市の秘宝

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創元SF文庫
氷上都市の秘宝

  • ISBN:9784488723033

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内容説明

レン・ナッツワーシー15歳、〈死の大陸〉の片すみに眠る、かつての氷上都市アンカレジに住んでいる。平和な日常に物足りなさを感じていた彼女の心の隙につけこんだのが、盗賊〈ロストボーイ〉。狙いはアンカレジの図書館にある一冊の本だ。口車に乗りこっそり持ち出したあげく、彼らの本拠地に連れていかれるはめに。さらに途中で海賊狩りにあい、水上都市ブライトンで囚われの身になってしまう。そこにいたのは、昔父母を裏切ったペニーロイヤルだった。一方トムとへスターは、愛娘を救わんと必死で後を追っていた。最終戦争後の遙かな未来、移動都市が互いを食い合う奇怪な世界を描いた星雲賞受賞作『移動都市』第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

29
冒険好きの母と好奇心旺盛な父親の血を引いているレンがメインパートに押し出されてくる。父親になり、常識的な所が上塗りされたトムと、16年間自分を抑えながら生きて来たへスターの亀裂が決定的に。そこに現れた過去の亡霊にふらーっとなるのもある程度理解はできるが、母親としてはそれでいいのか。『移動都市』第三弾。2022/06/07

イツキ

8
前作から16年後、今までの登場人物たちは全員歳を取りそして新しい世代の人物たちも登場しています。特に年齢を重ねたことで穏やかになり一層お人好しになったように感じるトムと、一見丸くなったようでその実全く変わらないヘスターが印象的でした。トム達が穏やかに暮らしている間に世界は戦争に向けて突き進み最後はなんとも不穏な終わり方、次の4部でどういう結末になるのか。2019/04/01

すけきよ

4
冒険活劇的に次から次へとアクションがあり、相変わらずのリーダビリティ。非情さも健在(笑)ただ、エピソードとキャラが1冊にしてはてんこ盛り過ぎて、どこがメインなのかわからず、物語を追っているうちに終わっちゃう感じかなぁ。以前の主人公の娘に世代交代し、彼女の新たな冒険と思いきや、レンの印象が薄いんだよなぁ。むしろ、ヘスターのターミネーターっぷりの方が強烈(笑)。この作品のすべてと言っても過言ではない都市同士が食い合うというシーンも今回はほとんどなく、ヴィジュアル的にもイマイチ。2010/03/22

saimoon

3
前作から16年の時が経ち、ヘスターとトムの娘レンは15歳。退屈な都市から逃れたくて現れたロストボーイの言うままアンカレジ図書館から「ブリキの本」を盗み出したが、結果的に拉致されブライトンで奴隷として売られる羽目に。 前作でも鼻についたヘスターのヤンデレっぷり、まだ前作は子どもだから…と思ってたけど、16年経って拍車がかかってた…もう移入出来ない。 トム=弱いが常識的、ヘスター=強いが排他的 なキャラだからすれ違い面白くさせてるつもりなんだろうけど、実の子どもにもそれってどうなの的な。最終作で救いが欲しい。2019/04/06

cup-a-joe

3
ヘスターはヘスターである。 血筋なのか育ちなのか妻になっても母になってもへスターはへスターだった。 生き方があまりにも不器用。 でもヘスターが歩いてきた道を考えると「不器用」で済ませられるほど単純じゃないんだな。 本作は本作でとても面白い。 ストーカーファン、ドクターゼロ、レン、セオ、そしてシュライク。 いったいこの後どんな展開が待っているのか。 そしてナッツワーシー家の運命は? 次作が出るのはいつの日か。 発売されて10年たってるのに翻訳はまだなんて、「こんなの理不尽だ・・・」。 2017/05/20

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