公務員の「出世」の作法

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公務員の「出世」の作法

  • 著者名:堤直規
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 学陽書房(2018/11発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313150881

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内容説明

自治体の枠を超えて信頼され、活躍する職員の考え方とは?
 ベストセラー『公務員1年目の教科書』『公務員の「異動」の教科書』の著者が贈る、充実したキャリアを築くための実践的アドバイス!

 公務員に向けて、積極的な人も消極的な人も、一度は向き合わなければならない「出世」。 
 昨今、出世を望まない公務員が増えているとされ、昇任試験受験者が減少しています。一方、係長・課長とステップアップして、より大きなやりがいと裁量を得て、組織を変え、成果を上げる大きな仕事に取り組む職員もいます。
 こうした中、本書は公務員が「出世」とどう向き合い、キャリアデザインを描くべきかという観点から、「出世」するために必要な考え方や仕事術・働き方を伝えます。  
 本書では、公務員にとっての「出世」について、イコール「昇任」だけでなく、「世に出る」こと、つまり、世に知られ、信頼される存在となることと捉えます。
 「出世」=「世に出る」かたちは人それぞれ。「出世」には様々な形があり、「出世」に伴う大変さを上回る「面白さ」や「やりがい」があります。組織内外のネットワークを作り実務に活かす人もいれば、実務の傍ら地域活動に汗をかき、公私にわたり地域に貢献する人もいます。また、専門性を高め、研修講師や書籍執筆など、自治体の枠を超えて「業界」に貢献する人、研究者に転身する人もいます。
 

 そこで本書は、これまで語り教えられることがほとんどなかった、組織と地域と業界の中で信頼を得ながらステップアップしていくための「出世の作法」を、エピソードを交えて具体的にガイドします。

 変化の時代を自分らしく生きるために、若手・中堅から管理職まで、必読の一冊です!

目次

はじめに  「世に出る」公務員のススメ

CHAPTER1 「出世」する公務員の考え方
1 公務員と「出世」の切れない関係
2 公務員の「出世」には様々な形がある
3 「出世」の醍醐味は「面白さ」
4 「出世」と収入の微妙な関係
5 「楽しく」いつも仕事する
6 人より早く動き、多くを学ぶ
7 「初志」を忘れず、進化を続ける
8 「人」と「縁」を大事にする
9 「みんな」が先で「自分」は後
10 業界活動は「わらしべ長者」
11 「世に出る」ことで広がる世界
  【世に出る公務員たち(1)】学者となる・政策を研究する
   佐藤徹先生(高崎経済大学)

CHAPTER2「出世」前にしておきたい10のこと
 1 「明るさ」と「礼儀正しさ」を武器とする
 2 「当たり前の行政スキル」を身につける
 3 「一歩」ずつ「人並み」から踏み出す
 4 注目される「若手リーダー」となる
 5 「自分の仕事」をカタチにしていく
 6 新人・後輩に仕事を「任せ・きる」
 7 「土台」となる活動の場を持つ
 8 「立ち上げ」「運営」で苦労する
 9 「十年来の仲間」を各方面につくる
 10 「ギリギリの自分」を高めていく
 【世に出る公務員たち(2)】専門を究める・業界で活躍する
  林誠さん(所沢市)

CHAPTER3 「出世」する公務員の昇任対策
 1 自分の置かれている状況を理解する
 2 「評価される仕事」で人事評価を固める
 3 スキマ時間で勉強時間を柔軟に確保する
 4 択一試験は正答以外の4択を見極める
 5 論文試験は必ず3回は添削指導を受ける
 6 面接では「期待されていること」を答える
 7 もし不合格となったら考えるべきこと
 【世に出る公務員たち(3)】仲間と学ぶ・広くつながる
  島田正樹さん(さいたま市)・小関一史さん(東松山市)

CHAPTER4 「出世」後に待ち受ける落とし穴
 1 「脱線行為」の怖さを知る
 2 「出世は実力」と勘違いしない
 3 「部下は従うもの」とは考えない
 4 「前任者からの引継ぎ」は揺さぶってみる
 5 「すぐに成果を出そう」としない
 6 「最初が肝心」だから自然体で
 7 「よく思われたい自分」に注意する
 8 「自分を基準」にメンバーを評価しない
 9 「成功体験」に逃げない、縛られない
 10 「落とし穴」から目を逸らさない
 【世に出る公務員たち(4)】地域で働く・地域を活性化する
  君一哉さん(江別市)・川合彩さん(江別市)

CHAPTER5 「出世」後に必要となる10のスキル
 1 忙しい毎日を楽しく過ごす
 2 しっかり休む、活力を維持する
 3 自分の多様な役割を調整する
 4 家族との毎日を大切にする
 5 「創造的な組織」をつくる
 6 「課長の技術」を身につける
 7 「トップ」のブレーンとして働く
 8 地域活動では「扇の要」に徹する
 9 「次の山」をめざす、趣味を大事にする
 10 「出処進退」を明らかにする
 【世に出る公務員たち(5)】組織を担う・自治体を変える
  定野司さん(足立区)

おわりに  「出世」が拓く自治体の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

98
30代前後の地方公務員が読むべき本だと思いました。営利団体と公務員では、「出世」自体の考え方が違います。出世した方がいいのか?しないといけないのか?その意欲はあるのか?出来るのか?出来たらどうしたらいいんだ?そもそも出世ってなんだ?諸々のチャプターを自分自身に問題提起するようでした。参考になった部分も煮え切らない部分もありましたが、営利団体とは違う概念で捉えられている出世と言うものを知ることができました。2023/01/06

のんすけ

19
「出世」とはどういうことかの捉え方で、これからの仕事が大きく変わることがよくわかります。出世する人としない人の心構えから違うこと、与えられた役に対し、ポジティブに真摯に向かうこと。言われてみれば当たり前、でも当たり前って難しいんですよね。2020/03/22

ただぞぅ

8
タイトルに惹かれ手に取った一冊。管理職になると年収が下がるという以前から気になっていた疑問にも納得。①時間外勤務が多い係長職が②管理職である課長補佐に昇任した場合、給与月額と特別調整額は上がるものの時間外勤務手当がつかない分年収が下がるが、最終的な給与、生涯賃金では差が出てくるという。20代の頃は出世したいと野心を燃やしていたのも今は昔。足りるを知り、家族が困らない程度で健康で毎日が楽しければ何も望まない。そして将来①or②どちらで終わっても自分がやりたいことをやり遂げて終わりたいと思った。2023/01/29

Yoshi

4
「異動という、いわば偶然を力に変えられるかが、公務員の『出世』の第一条件」「持続性は『持続する意志』の賜物」「自分らしくキャリアを切り拓いていく基本は①自分の『したいこと』、②『できること』と③組織から『期待されること』の3つの輪を広げ、特にその重なる部分を大きくしていくこと」「指摘されたことは、一面的にはそう見えるのだと受け入れること。特に、言い返したくなるときこそ、当たっていると思う」など「出世」の意味することやその対策について学ぶところが多かった。汎用性の高い内容だった一冊。2019/07/14

ゆに氏

2
公務員としての心構えの中身を教えて貰えるような内容でした。 出世とは何かということも広く考えることができるようになります。 意外と外の世界に出て活躍している方や方法が多いことに驚きました。自分もこういう世界に飛び出してみようと思います。2021/06/28

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