内容説明
劣等生だった著者は「国境なき医師団」で、難民救助の活動に助産師として八回参加。貧困、病気、女性の地位の低さ、レイプなど、難民の現実は厳しい! でも、必ずまた参加したくなる。この不思議な魅力をぜひ伝えたい。日本と世界の見方が変わるはず。
目次
■はじめに──自分の技術を世界で試したい
■第1章 初めての活動はパキスタンの病院(二〇一四年三月~七月)
本当に「国境なき医師団」に入ってしまった!
ペシャワールの「女性のための病院」での勤務
こんな英語力じゃ役に立たない!
忙しいけど、何をしたらいいかわからない
理想と現実とのギャップに気づくことができた
ハングーという村の病院に代行で急行
こんなところで「おおきなかぶ」状態?
現地の看護師さんの自主性を尊重したい
女性の立場の低さゆえの困難
女はどこでも、よくしゃべる
村上春樹に助けられる
やっぱり日本人は優秀なのだ
給料は、どれくらいなのか
〈コラム〉「国境なき医師団」に入るにはどうすればよいか?
■第2章 イラクのシリア人難民キャンプで働く(二〇一五年三月~九月)
自分はまだまだ、だからまた派遣に行きたくなる
難民キャンプの産科病棟のマネージャー
マネージャーの仕事に順応していく
スタッフとの確執
国内避難民の移動診療にも参加
まだまだ足りなかった自分の力
牛とヤギ以外何もない、でも私たちを笑顔で迎えてくれた
世界の現実を肌で感じる
■第3章 レバノンの難民キャンプでの活動(二〇一五年一二月~一六年九月)
日に日に増えるシリア人難民
産科病棟を開設する
レバノン人に驚く
シリア人の大家族と知り合う
レバノンの医者はお金に厳しい!
命と予算の線引き
スタッフのモチベーションをどう上げるか
頼りになる現地スタッフ、マリアム
被っていた猫がはがれてしまった!
薬剤師からの反撃、始まる
上下関係のないチームのいい雰囲気
人を動かすのは、大変です
真面目な上司も金曜の夜は踊りまくり、笑いまくる!
■第4章 地中海難民ボートでの活動(二〇一六年一一月~一七年二月)
毎日何人の難民が海で亡くなっているか知っていますか?
船の上の救助勤務
救助の合間も大変な肉体労働
レスキューの仕組み
小さなボートに何十人、船底で圧死する人、重症低体温で亡くなる人
レスキューの後の難民のお世話
トイレのパイプが爆発! あたり一面のウンコの海
海の上の共同生活
船の上のお産
まさかの明け方の陣痛
進まない分娩に焦りまくる
あきらめから、奇跡の出産へ
新生児を抱く母親の顔を見てください
医療者の大事な「証言活動」
船の上で生まれた赤ちゃんは大人気
たった二週間でたまった愚痴
深刻なレイプの実態
船の上での妊婦健診
アフリカ女性の抱える闇
セイラ(仮名)一五歳
クリスティーナ(仮名)二六歳
それでも明るさを失わないアフリカの人々
受け入れ先のイタリアからも歓迎はされない
難民申請の落とし穴
難民申請もできない人たち
ついでに難民救助も歓迎されていない
自分でできること、始めました
■第5章 南スーダンの国連保護区で働く(二〇一七年五月~九月)
今までで一番過酷な環境、ついにアフリカへ
「来てしまったよ、南スーダン……」
テントとトタンでできたベンティウの病院
初めて経験した母体死亡
そして、乳母探しが始まる
やっと見つかった、双子それぞれの乳母
この国で帝王切開をするということ
自分が決定してしまったという重い事実
自分の命にかかわる決断も許されない女性たち
下半身麻痺で出産した女性
続く性被害、それでもたくましく生きる女性たち
娘の気持ちより牛を優先する父親
現地スタッフとの関わり方は難しい
重すぎる戦争の代償
牛みたいな生活も笑い飛ばせ!
任期のある援助スタッフと終わりのない人々
海外スタッフとお国柄
コンゴ人に求愛されて困った!
援助がもたらしたアフリカの闇
ねじれた認識は不幸な歴史から
四カ月を振り返って
■おわりに──もっと自信を持ちたい、日本人はすごいです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
けんとまん1007
ゆゆ
かお
るき
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