内容説明
世界に満ちる「気」。人の身体をも流れる陰陽二気のバランスは病と健康それぞれの相に大きく影響する。中国由来の「気」の世界観と未病を善とする文化は、江戸時代の貝原益軒『養生訓』において花開く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさしぶり
21
江戸時代のロングベストセラー「養生訓」の解説本。病気を未然に防ぐための知識。天地・父母の恵みを受けた身体であるから私のみの物でないのだから不養生せず天寿をたもつよう心がけよ。元気を減らすことと元気を滞らせることが養生を害するとし、思考、行動、飲食、住生活、身につけるものの視点から考察。貝原益軒自身が生まれつき虚弱であつたから多岐にわたり学習し得た知識。今日に至っては当たり前すぎることも江戸時代から得てた知識なのかもと思った。2021/11/03
Book Lover Mr.Garakuta
9
いい本ですね。精神ピアのはしくれとしても、この本に出合えてよかった。2019/04/30
nizimasu
4
よくよくヨガから派生して呼吸法に瞑想、脳科学と本を読んできたけど結果的にたどり着いたのが養生という言葉だったかもしれない。だからこの本を読んだ時に我が意を得たりと思ったものだった。思いに行、衣食住という分類も納得だし、中でも食についてかなりページを割いていて今に通じる話も多く原典に触れてみたくなったぞ2019/03/12
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