内容説明
伊藤は大学入学を目前に控え、突然、父親を亡くしてしまう。ひょんなことから独身寮に入寮した彼は、そこでの生活を楽しみながらも、自らの生き方に疑問を抱き、何かにつけ、仲の悪かった父親を思い出して……。著者初の自伝的小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメフトファン
46
正直あまり期待していなかったのですが、面白かった!父親を亡くし父親が勤めていた会社の学生寮に入ることになった大学生の伊藤君。そこには個性的な先輩がいて...ありがちな話ではありますが、あまりにも変なのに憎めない先輩のコバちゃんか良かった〜。温かみもあり一緒にいたら楽しいだろうなと思いました。学生時代って本当に自由だけどその分たくさん悩みがありましたよね。そんな空気が余すところなく描かれている良作でした。2015/01/14
toshi
9
椎名誠の青春3部作のようにおそらく著者自身の経験をそのまま小説にした作品。 ほぼ同じ時期に比較的近くで過ごしていたのに全く違うのは、毎日実験に追われる工学部と遊んでいても卒業できる私立の文系との違いなのか? 私も寮(学校の寮)に住んでいたし、4人部屋だったからもっと濃密な人間関係が有って良く飲んでいたれけど、みんな毎日1コマ目から授業にでるし学業が優先されていたから、この作品に登場する人達とは折り合うところが無い。2024/11/09
むぎじる
7
大学に合格した2月に、伊藤は父親を亡くす。父親の同僚の計らいで、会社が社員の子供たちの為に作った「中野さぼてん学生寮」に入寮できることになる。父親のように平凡なサラリーマンにはなりたくない、でも自分の進む道も見つけられない、中途半端な自分をもてあましながら日々を過ごしている。悩みを抱えながらも、隣の部屋に住む小林(コバジ)と、一晩中飲んだり語ったりプロレス技かけられたり・・・バカなことを全力で楽しむのは、学生ならではの特権かも。2012/06/08
ぷりけ
5
タイトルを見て借りてみた。所々、フフンと笑った。何の目的もなく大学生活を送ってる伊藤。心のどこかで父親の影がちらついてるんだよね。 ダラダラ人生を過ごすより、目標を見つけると人生楽しくなっちゃうよね。 最後、見送ったコバジ。ちょっとうるっとした。 そういえば、昔、自分の母親も「靴はいいのを履け!」って言ってたな。 【赤チン】懐かしい響きだ・・・。2012/03/23
なかるん
5
時代も性別も違うけれど、確かに自分にもこういう時があったな、と懐かしくなる。コバさんがとてもいい味。2012/02/12
-
- 電子書籍
- 転生領主の優良開拓~前世の記憶を生かし…
-
- 電子書籍
- DIYで始める 空き家ビジネススタート…