内容説明
戦国武将とその時代を動かしていたのは浄土真宗の僧侶たちだった!?
大谷派vs本願寺派 東西分裂の真相を探る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシ
23
石山合戦や本願寺東西分裂の経緯は大まかには知っていましたが、本書は分裂に至るまでの過程に綿密な考証を加えて真相を解き明かそうとしており、知見を得るところの多い一冊でした。東西分裂の発端は寺地からの退却を強いる信長に対して、顕如・教如父子の意見が対立したからというのが通説ですが、父子の仲たがいは信長を欺くためという説もある事を知り興味深かったです。また、分裂には顕如の妻・如春の存在が大きかったのも初めて知りました。東西分裂は本多正信の献策というより、本多と教如の思惑が一致したというのが正確なようです。2019/01/20
fseigojp
14
東西になったのは母のエゴかもしれないが、平和派と武断派の確執がより重要2019/11/26
trazom
14
タイトルに興味をもって手にした。私は、このテーマに何の知見もない。だから、この本の内容が、正統的なものか異端なのかを判断する能力もない。大坂の石山本願寺は、雑賀、貝塚、天満、京都へと、その拠点が放浪しているが、それは信長・秀吉・家康という為政者の思惑に翻弄された結果だったらしい。また、分裂の原点に、顕如・如春と教如という親子対立があることも理解できた。でも、この本では、宗教としての教義の対立の要素は全くない。東西分裂を、政治と肉親の確執というワイドショー的なドラマとして捉えるのが、本当に正しいのだろうか?2018/12/22
クサバナリスト
6
分裂の概要は分かったが著者は学者ではなく、歴史家なので内容的に正しい見解かどうかは疑問。2019/02/20
ok_nogood
4
論考だろうと気軽に読んでみたら歴史書だった。 はじめて歴史書を読んだが、史料を丁寧に読み解き解説してあり、歴史が苦手な人にも、その時代の雰囲気が伝わってくるようで、非常に面白かった。 真宗や歴史に興味がない人も、歴史モノとして楽しめる。おもしろかった!2019/11/05
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