日本経済新聞出版<br> 歴史と統計学 ――人・時代・思想

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日本経済新聞出版
歴史と統計学 ――人・時代・思想

  • 著者名:竹内啓【著】
  • 価格 ¥5,280(本体¥4,800)
  • 日経BP(2018/11発売)
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  • ISBN:9784532134822

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内容説明

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数と量をめぐる知的挑戦の軌跡
統計学ほど面白い学問はない。人口問題から確率、ビッグデータまで、人類の営みとともに発展してきた学問なのだ。
本書は、古代中国から始まる統計の歴史と様々な統計理論の興亡を、統計学の第一人者が論争、人間模様などのエピソードも交えて興味深く解説する知的興奮の書。

「統計学とは不思議な学問であると思う。統計学の歴史を眺めると、そこに一定の論理を見出すことは困難なように思われるからである。簡単にいえば、歴史とともに統計学は変わるのである。統計学の歴史をその内的論理だけでは理解できない根本の理由がここにある。この本で、私は、統計学が「歴史のなかで」どのように変化し、発展したかを跡づけてみようと思う」(序章より抜粋)

【本書の目次】
序章 歴史のなかの統計学
I 統計の誕生
II 統計学の始まり
III 古典確率論の時代
IV 近代と統計学の成立
V 進化論と統計学
VI 激動の20世紀と統計学
VII 第二次世界大戦後の世界と統計学における多様化
VIII 21世紀の統計と統計学の課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6ちゃん

4
人類史の中で如何にして統計が生まれ発展したのか、簡潔な歴史的記述と詳細な統計学の理論解説とともに余すところなく論ぜられる。数学が壊滅的にできない自分にとっては本書の半分は確実に理解できなかったが、それでも世界の人口統計や確率に関する議論、実験計画法の成立の歴史などのトピックには引込まれた。今でも高度な数学が必要な統計学だが、根底にあるのはデータの取得やその意味を問い続ける姿勢。著者は、個人医療への適応や地球規模の人類の活動に対しての解は統計学にまだ無く今後の課題と言う。統計学の底知れなさは想像もつかない。2018/11/07

渓流

3
統計が生まれた背景を縦横に語って秀逸。難しい数式の部分は飛ばして読んでも十分理解可能。Ⅴの推計統計学創生にかかわったピアソン、フッシャーの仕事やⅥの国力を測るために考えられたGDPについての記述は興味深く読めた。分厚い本だが睡魔に襲われることもなく楽しく読めた。2018/11/09

鴨長石

1
専門的な確率論・統計論の紹介も交えながら、人類の統計に関する歴史を辿る。細かい数式には正直ついていけない部分も多かったが、種々の統計には初めて知ることも多く、興味深かった。特に、人口は有史以来ほぼ単調増加してきたものだと思っていたが、詳細な記録のある中国の統計をみると、かなりダイナミックに増減を繰り返していたという事実に驚く。現在のコロナ禍は、未来からみればどれだけ詳細な統計を残せるのかというのが最も重要である。しかし、特に日本ではそのような長期的視野で動いてはいないように見えるのが残念だ。2021/06/04

takao

0
モデル選択の基準として、AIC(赤池)があるが、問題点もある。 2019/05/01

ワッキー提督

0
専門的な部分は読み飛ばした。2019/04/20

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