内容説明
ハイテンションかつ軽妙な語り口で人気を集めるゲーム実況者「いもでんぷん」は、圧倒的な難易度と理不尽極まりないシステムで「マゾゲー」としてマニアに愛されるゲーム『ドラゴンデーモンRPG・DX』の実況を始める。プレーヤーキャラの少女クロイに乗り移ったかのごとくゲームは進んでいくが、まったく予想もできない事態が、「いもでんぷん」を待ち受けていた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
12
マゾゲーの異名を持つ「ドラゴンデーモンRPG・DX」。そのゲームを実況する実況者・いもでんぷん。その「いもでんぷん」が操作する少女・クロイ。その2つのパートが 交互に書かれています。クロイのパートは、クロイの周囲の人物の視点で書かれています。エルフとヴァンパイアが争う世界、その中で人間は結構厳しい状況に置かれていますが 何の変哲もないように見えるクロイが、大きな影響を与えていきます。いもでんぷんのパートはノリが軽く、対してクロイのパートは結構重めの描写です(続く 2019/03/03
ゆき
7
タイトルから感じるコメディと表紙の迫力の二面性はどちらも正しい。この作品は2つの視点で語られる。1つは神へ全てを捧げた少女と付き従う民達の戦記。もう1つはマゾゲー実況者いもでんぷんによる遊戯。この落差が癖になる。 文章力に重みがあり、世界に引き込まれ、目が潤む。人の誇りをかけた炎の戦記。それはまるで焚き火の側で父から子へと受け継がれる神話の物語のようである。ああ、幸いなるかな。神は人を見捨てていなかった。人の祈りは届いたのだ。反撃はここから始まるのだ。 挿絵は無く、追加も無い。だが買った事を後悔はしない。2018/11/18
コケッコー
5
重い話だけど視点を切り替えることで軽く読むことができます。絶望的な状況に現れる英雄というのが大好きな自分にはドストライクな内容でした。2019/03/26
菊地
3
人間という種族が群体として戦う旗頭としての英雄。2019/03/21
aratsuki
3
面白かった。いいね、熱くなるね2019/02/25