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内容説明
◎人生100年時代を生き抜くには、知識よりアウトプットが大事。
定年後を充実させる「勉強しない勉強」のすすめ!
--外山滋比古氏推薦!
これまでの勉強には、
「新しい知識を注入し、知識の貯蔵量を増やす」という固定観念があった。
中高年になれば、学生時代に身につけた基礎学力と、
社会人になってから蓄積した知識や経験は、膨大な量になる。
だが、知識を偏重するあまり、使いこなせていない人が多いのも現実。
新時代を迎えるいま、中高年には知識習得型の勉強ではなく、
その豊富なリソースを活用して、いかに人生に役立てるかが大事になる。
知識依存から脱却し、思考をアウトプットできる人になる新習慣のすすめ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
16
男性の脳は委縮しやすいという話はショッキングで、特に前頭葉について、20代の正常な男性の脳を100としたとき、77歳になると3割近くが減少しているということです。前頭葉は意思決定や創造性などを司る、いわば脳の司令塔なので、そこが委縮し小さくなっていくことは、人間の人間たる性質を大きく毀損することになります。また、いわば「キレやすく」なるので、そう思えば、昔の年寄りはみんな怒鳴っていたな、というのも生理現象だったのかも知れません。そんな体の変化を受け入れつつ、長い人生を楽しみたいものです。2020/12/25
koji
15
50代半ばを過ぎた辺りから、衰える記憶力・思考力と、与えられた役割とのギャップに苦しんできました。しゃかりきに知識を習得しようとしましたが、焦るばかりで頭がついていません。結局ごまかしの対処法でその場しのぎをすることが増えていきました。しかし本書を読んで、それは間違った方法を突き進んでいたことを思いしりました。自分が今まで積み上げてきたリソースから思考を発信することこそ、やるべき勉強法です。本書を手元に置き、アウトプット7つの実践と思考の幅を広げる6つのコツを繰り返し取り組みたいと思います。2018/11/21
templecity
9
60歳から新たに学ぶ必要は無い。今までの経験を活かして判断をするといったことに重きを置く。40歳過ぎから人間新たなことに意欲がわかなってくるのは生物の性。若者からも学ぶことは大切。 2022/06/26
田中峰和
5
定年以降、記憶力重視のインプットを中心にした勉強法はもはや手遅れ、むしろ知識や経験を活かしたアウトプットを中心に改めるべきとの意見。脳機能的にも前頭葉の萎縮は40代から始まっているのも事実だが、知識はAIやスマホがカバーするので思考力こそが重要なのだ。テレビのクイズ番組で芸人がチャンピオンになっても意外性だけで、それを羨望する視聴者こそ滑稽と批判する。定年を迎える60代は、日本の基礎学力が世界一だった世代だから、知識は十分なのでアウトプットに重点を置くべきだと主張する。平均値だけで評価されても困りものだ。2019/01/16
shiro
2
現在、自分の進む方向に悩んでおり、タイトルが気になったので手に取った。 60代以降、勉強しない勉強法を実践するために、今インプット(知識を詰め込むこと)しておくことが大切だと思った。 大学時代、70代の教授(医学博士)がいたが、難しい単語を並び立てた一方的な授業で、内容を理解できず苦労した。人格も未成熟で、自分の思い通りにならない学生には激昂することもあった。当時は嫌悪感しかなかったが、この本を読み、アウトプットが上手くいっていなかったのだなと変に納得した。2019/08/17
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