ビッグコミックススペシャル<br> 浅野いにお短編集 ばけものれっちゃん/きのこたけのこ

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ビッグコミックススペシャル
浅野いにお短編集 ばけものれっちゃん/きのこたけのこ

  • 著者名:浅野いにお【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 小学館(2018/11発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098601738

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内容説明

今年、デビュー20周年を迎える浅野氏の『世界の終わりと夜明け前』以来の読み切りを一冊に凝縮した短編集!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

20
なんのために奇をてらうのか。読者を作品世界に引きずり込む安易な手法として? 例えば冒頭の「ばけものれっちゃん」は、最終的にいじめを受ける理由となる女子・れっちゃんの個性的な容姿を際立たせるために『エイリアン』のフェイスハガーのようなありえないデザインが施されている。このようなありえないデザインではなく、現実的な容姿であったとしても、この物語は充分成立するのだ。では浅野いにおは、読者の興味を引くために奇をてらっているのだろうか。(つづく)2018/11/04

ちぇけら

18
居眠り運転のトラックが中央分離帯をかんたんに乗り越えるみたいに、幸せというのは、いともかんたんに不幸の側に裏返る。平凡な人生を平凡に消費してきたぼくには、賛成も反対もおなじことのように聞こえる。どちらも、同調圧力で歪んだプロパガンダにすぎないと。政治と援交が同一線上で行われて、税金と物価があがっていく。平凡に生きて平凡に死ぬこともできないぼくたちは、使えないまま箱に残ったコンドームのような孤独をくるくるとはめた銃口を、みずからに突き立てる以外に、何ができるのだろう。ただ誰かに、大切にされたいだけなのに。2022/10/10

RYOyan

15
余韻が残る読後感。実験的な作品が多いかな。冒頭の「ばけものれっちゃん」から試されたような、なんとも言えない気分になった。万人受けするような内容ではないけど、確かな手触りのようなものがあって、それが僕の心を掴んで離さない。 2018/12/20

ぴかいち

14
あーこれは良かった。ばけものれっちゃんは気持ち悪さが心地よい。これって現実世界でもあり得るのではないかと思った。 ふんわりの男は感情の機敏が書かれてて良い 老人検定みたいなSFショート好きってことが改めて気付く。2019/01/22

akihiko810/アカウント移行中

10
古本漫画。現代の若者が抱くフラストレーションを克明に描く浅野いにおの短編集。7/10点 各短編に脈絡はないが「いつものいにお漫画」といった出来。高齢者になると人権をはく奪される世界を描いたディストピアSFと、声優男と元カノが田舎で再会する「夏の匂いは魔法少女を二度殺す」がよかった2020/09/07

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