内容説明
【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます】著者がメンズ・ファッションという特定のジャンルにこだわる理由は、西洋のファッション先進国の男たちに比べ、日本の男たちの装いが相当に遅れているからである。お洒落という表層的な分野では、日本の男たちもあるレベルには達しているものの、お洒落と装いとはまったく別のものであるという。つまり、私たちは、世の中にどんな服があるかは知っていても、それをどのように組み合わせて服装に変換させるかという基本的な知識が欠如していると指摘するのである。そこで本書は、スーツ・靴・シャツ・ネクタイ等からなる「フォーマル編」、ブレザー・セーター・ポロシャツ等からなる「カジュアル編」、鞄・腕時計・眼鏡等からなる「ファッション小物編」の3部構成59項目に分けて、それぞれの由来から装い方までを豊富なカラー写真とともにわかりやすく解説する。「変身術」とは、つまり服を服装に変化させる方法論であり、西洋でも通用する装いなのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そり
9
着道楽への道、入門編にあたりそうな本。西欧発祥の感覚「エレガンテ」を身につけるのに良いのかなと思う。「靴が受けるに足りる尊敬の念をもって靴を大事に扱うならば、あなたはその靴を一生もので使うことができる」女王陛下のデザイナー、ハーディ・エイミス卿の言である。大変な誇りをお持ちになられている。服を着ることに対する、国民意識がまるで違うのだなと痛感する。服の知識を知り、異文化の感覚も知ることができた。その他にも各々服のルーツの話があったりして読み物としても面白い。ただ、本気になればお金が湯水だろうな。2013/11/18
Humbaba
3
人を見た目で判断してはいけない.これは事実である.しかし,人は事実だけで生きているわけではない,人型者を評価するときに最初に頼るのはその印象であり,外見である.そのような事実があるからこそ,ファッションセンスを高めることは価値のあることである.2011/04/19