演劇プロデューサーという仕事 ~「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか~

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演劇プロデューサーという仕事 ~「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか~

  • 著者名:細川展裕【著】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 小学館(2018/11発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093897808

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内容説明

「劇団☆新感線」の舞台裏、すべて明かす!

大阪のローカル学生劇団は、なぜ70万人興行のエンタメ集団に化けたのか――。小劇場ブームを牽引した「第三舞台」出身で、現在は「劇団☆新感線」の快進撃を支える演劇プロデューサー・細川展裕による自叙伝。

<演劇は興行です。興行はお金を集めます。お金は雇用を生みます。社会と演劇はそこで繋がります。したがって、演劇プロデューサーの仕事とは、「演劇を通して雇用を生み出すこと」であると信じています>(序章より)

演劇で稼ぐ――その秘訣とは? 鴻上尚史、古田新太、いのうえひでのりとの対談・鼎談も収録。

◎推薦コメント

君がいて、僕がいた――鴻上尚史(作家・演出家)

こんなにガッツリ自伝とは思わなかった。ただの“真顔でセクハラおじさん”じゃなかったんですね。細川さん、全部、言っちゃったね――宮藤官九郎(脚本家・監督・俳優)

なぜ細川氏は「ウナギ」と呼ばれる様になったのか。その答えは本書に詰まっている。望月三起也先生ごめんなさい――古田新太(俳優)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちぇしゃ

19
この本、全く冷静に読めていませんし、やっぱりファンレターに近いことしか書けない。細川展裕さんはわたくしにとって、恩師。わたくしが師匠と呼びたいのはこの方しかいないし、演劇の制作から遠く離れた今もなお、心の師匠とお慕いしております、良い意味でw。18から22までの4年間、木野花さんのところにいたときから、劇研をやめるまでの間、お世話になりっぱなしで、もう本当に感謝の気持ちしかない。あれこれを手伝わせてもらったこと、いろんなチャンスをいただいたこと、その後私の仕事に対する考え方に影響されています2018/10/29

金目

11
第三舞台と新感線でプロデューサーを務めた細野展裕氏の自伝。なんだか演劇界のぬらりひょんみたいな印象。社会人経験があり、適度に演劇と距離があるから、きちんと採算がとれる興業を打つし、時に演出家にも異見できるのか。大きい問題は、大体飲みに出ると解決してるようにみえる。クドカンのカード審査の話は、いまだに演劇人はそういう扱いなのかとぞくりときた。まこと世の中は諸行無常、私の事情と関係なくそこにあり、常に流れていっているのだなぁ2018/11/21

スプリント

9
演劇の裏話。 業界の内輪ネタが多いので理解は半分ほど。2020/11/01

法水

9
旧臘、下北沢B&Bでの著者と徳永京子さんのイベントからはや5ヶ月、読み始めたら一気に読了。第三舞台、劇団☆新感線と人気劇団でプロデューサーを務めてきた著者だけど、この本を読んでも恐らくヒット作を産み出す秘訣のようなものは判らないと思う。まさに「人生は、縁と運!」だけど、ただ一つ言えるのは縁も運も待っているだけでは転がり込んでこないということ。端から見たら運がいいだけだと思われるような人でも、その人が運を呼び寄せていることも多い。日頃からいかに縁と運を逃さないようにするか、そのことを教えられた。2019/05/30

arisaka

8
「第三舞台」の鴻上尚史氏と幼なじみだったという縁で、劇団の制作を請け負うことになった著者は、外部から入ってきたからこそ、演劇を仕事として稼げるコンテンツにすることに心を砕く。「第三舞台」解散後、これまたひょんなことから「劇団☆新感線」の制作に関わりだす。自分は「髑髏城の七人」の初演に衝撃を受けて観劇を趣味とするようになったので、新感線が大きくなっていく戦略が実に興味深かったです。演劇愛だけじゃなく、外側から見ることのできる冷静な視点が新感線の強み。じゃなかったら40年も続かない。2019/10/12

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