内容説明
大人気の「コウペンちゃん」、初の小説化!
Twitterの大人気キャラクター「コウペンちゃん」が初の小説化!
ちょっぴり心が疲れたある日、コウペンちゃんが「えらい!」とほめにきてくれて!?
毎日がんばっているすべての人におくる、かわいくて泣けて笑顔になれる、5つの癒やしの物語。
『わたしの、色』
人と少しだけ違う自分の外見を気にしているリホ。中学に入ってひと月、いまだに友だちが出来なくて……?
『最後のアップルパイ』
嫌と言えない性格のOL・桜庭さんは、いつも人に譲ってばかりで自分のことは後回し。大好きなアップルパイを買うために、今日は早く帰ろう、と決めたものの!?
『九月一日、星ひとつ』
夏休みに4回目の引っ越しをしたタケル。今度の転校先になじめるか心配していると……?
『透明人間のお弁当』
出来すぎる兄のかげで、両親に目を向けてもらえない高一のサキ。そんなサキのもとに現れたのは……!?
『たこ焼きとクレマチス』
元カノが置いていった花をベランダで育てている藤沢。急な出張で花の世話が出来なくなり……!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
※対象年齢:中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAMA
6
コウペンちゃんの「エライ」がやっぱり気持ちいい。頑張ってるのにけなされたらいやだよな。「もっと頑張れ」って言ってしまった。反省。要求するラインを下げて褒めて良くなるか、そこに胡坐をかいてしまうか。他人を何とかしようとしないコウペンちゃん。深山さんのほかの小説より好きかも、でした2019/05/27
なーちゃま
4
日々戦い疲れている人々の前に突如現れる不思議なコウペンちゃんたちとその仲間たち。可愛かったしストーリーも上向くものでほっこりした。2020/11/08
忍
4
児童向けのレーベルということもあって、最後は皆報われるのだろうと思いながら読んでいたら1話報われない話があった。嫌みな同僚と後輩のフォロー、自身の性格で悩む社会人の話が一番共感できた。現実は甘くないと思いながら読んでいたら間に報われない話が入ってる衝撃やもやっと感がすごい。2018/10/14
ディーノ
3
大人目線で読むと各エピソードの主人公たちが置かれた環境は、けっこうしんどくて一朝一夕では変えられるものではないけど、生きる希望と目標を持てるだけでも前進できるということが分かりました。コウペンちゃんのキャラをよく掴んでいて、それをうまくストーリーにつなげる作風には感心しました。2020/04/01
メドじゅん
1
コウペンちゃんたちが、日々がんばったりちょっとモヤモヤしている人たちを励ましてくれるお話が5つ収められています。一つ一つのお話は短いし、小学生でも読めるように漢字にはルビが振ってありましたが、大人が読んでも楽しめるものだと思います/どのお話もコウペンちゃんたちのおかげで日常が好転して、明るい気分で終わります。ちょっと恋愛要素なんかもあったりして、少女まんがを文章にしたような感じがしました/ただ、4話の「透明人間」な主人公の抱えている問題はかなり深刻で、他の話に比べると異彩を放っていたように思いました。2019/05/30
-
- 電子書籍
- 継母の連れ子が元カノだった【分冊版】 …
-
- 電子書籍
- 女の心の闇~憎しみのレクイエム~