角川ビーンズ文庫 魔法卿城の優しい嘘 銀の執事と緋の名前

著者名：和知杏佳【著者】/なな【イラストレーター】

KADOKAWA（2018/11発売）

• ISBN：9784041075685

内容説明

母を亡くしたジェーンは、悪名高い魔法卿城で働くことに。執事のジョンや魔法卿コーネリアスなど、個性的な人々と過ごす中、城の真実と自分の出生の秘密に関わる事件が起きて!?　読めば誰かに優しくしたくなる物語

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐっち]

境遇にめげずがんばって生きていこうとする２人のによによラブストーリーでした。魔法卿城の大人たちのように温かく見守ってしまいました。

2018/11/17

[紅羽]

不遇な境遇にも負けず前へ進もうとするヒロインが好感触な作品でした。その出自は何となく予想は出来ますが、彼女の姿勢や生き方に惹かれます。毒舌執事のジョンとの仲もこれからという感じなのですが、互いに両想いという事で大団円で終わっていて良かったです。

2020/05/18

[有子]

母を亡くし父に追い出されたジェーンが、魔法使いという異端を集めた土地の城でメイドとして働きながら自身の出生の秘密を知り、そして自分を偽らずに生きていけるようになるお話。魔法使いのみならず差別や偏見に晒されてきた人々を受け入れる街のあり方や住民たちがとても優しくて好きだった。何より完璧な毒舌執事を装うジョンの優しさには思わずにやにやしちゃう。ツンデレなだけでなく、本来の彼はとてもフランクで脳筋寄りの性質なところがなお可愛い。続きあるといいんだけどなって消化不良感はあるけれど、ピュアなお話で良かった

2020/05/09

[まぁ]

普通ヒーローほうが実は王子様とかやんごとなき身分の場合が多いですがこれは逆なんですね。大事なのは血や生まれなんかじゃなくて、どう生きてきたかっていうことなんだよという話。とりあえずジョンさんはツンデレ。

2019/04/30

[てみさま]

ジェーンが自分を偽らずに思うように生きられる場所を見つけることができて良かった。肩を並べて共に歩んでいけそうな存在にも出会えたかな。サルヴァトーレが妙に執着してなければいいんだけど。

2024/02/16