未来IT図解 これからのブロックチェーンビジネス

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未来IT図解 これからのブロックチェーンビジネス

  • ISBN:9784844368229

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内容説明

【すべてのビジネスパーソン、必読! 考え方と仕組み、基幹技術とその進化、ビジネス活用分野、もたらされる未来までを総ざらい!】

「ブロックチェーン」という言葉を聞いたことがない方はいないと思います。ところが「ブロックチェーンとはどういった技術ですか?」という問いに、スパッと答えられる方は少ないかもしれません。なぜなら、ブロックチェーン技術には以下の3つの困った点があるからです。

第1に、ブロックチェーンは技術革新がめざましく、状況が目まぐるしく変化してきたという点です。ビットコインとともにブロックチェーン技術が誕生してからたった10年の間に、この技術は試行錯誤をくり返し、多種多様で複雑な技術体系となりつつあります。

第2に、目に見えるモノや実際に使えるサービスとしての体感が欠けている点です。実態として実用に耐えうるレベルに近づいたのはここ数年のことであるにもかかわらず、投機の対象として黎明期から人々の期待を集め取引が繰り返されてきたことで、本来あるべきはずの「技術に触れる体験」がごっそり抜け落ちています。

第3に、ブロックチェーン技術全般を視覚的に表現することが難しい点です。ブロックチェーンは暗号技術と経済モデルを組み合わせた仕組みのため、数式や文章で表現することはできてもビジュアルイメージに落とし込むことは困難です。また、ありとあらゆる業界のさまざまなプレイヤーを巻き込んでいくブロックチェーンのエコシステムは、どうしても複雑になってしまいがちです。

本書では、この3つのポイントに注力して、みなさんと「ブロックチェーンの直感的イメージ」を共有していきたいと思います。PART1で技術全体の進化と変遷をたどりながら、PART2で具体的な事例をもとに、金融業界、不動産業界、動産業界、製造・小売・物流業界、メディア・広告業界、音楽・コンテンツ業界、娯楽・ゲーム業界、医療・福祉業界、人材採用業界、エネルギー業界、官公庁、気象・環境業界、シェアリング業界、派遣業界でのユースケースを解説します。そしてPART3では、AIや生体認証、VR、ドローン、IoTなどの新しい技術を絡めながら、ブロックチェーンで変化する個人の行動や組織、経済圏、価値観、社会と人々の関係性など、今後の未来を予測していきます。全編を通じてモデル図を多用することで、ブロックチェーンを用いたビジネスモデルを可視化していきます。

近い未来には、ほぼすべての業界とかかわりを持つことになるであろう「ブロックチェーン」の、その「本当のところ」を掴んでください。

〈本書のおもな内容〉
■PART1 ブロックチェーンと仮想通貨の今
■PART2 応用されるブロックチェーン
■PART3 ブロックチェーンがもたらす未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

37
プログラムをオフラインでも動くようにパッケージして販売したWeb1.0。Web2.0は、フェースブックやAmazon、Googleのような巨大プラットフォーマーに独占されたが、Web3.0では、広告連動型のプラットフォームは衰退していくだろう。 ブロックチェーンが日常生活で広く活用されるには、IoTが欠かせない。身の回りのものから、情報を発信したり、動作を制御したりすることで、ブロックチェーン上の出来事と、現実世界との出来事との同期を取るにはIoTが必要になる。言わば車の両輪のような存在だ。2020/03/28

Hatann

6
ブロックチェーンに関する現在の技術水準及び将来の利用可能性を素描する。文字が少なく図表が多い構成にて非常に分かりやすい。ブロックチェーンについては(特に仮想通貨に関連して)ほぼ死角なしのような記載を見かけるが、ブロックチェーンも現在進行形の技術であり、この本では克服すべき課題が淡々と述べられており好感が持てる。後半では、ブロックチェーンを利用した様々なビジネスが説明される。しかし、分散型システムにて最も重要なコンセンサス・アルゴリズムの仕組にほとんど触れられない。実現可能性を想像しにくいのが正直なところ。2019/09/21

たろいも

4
よくわかったけど難しい、難しいけどよくわかった一冊2019/12/05

やすほ

3
【☆☆★★★】 ブロックチェーンやWeb3.0等、少しでも知っておこうと思い読了。ブロックチェーン技術の概要とユースケース、今後の展望が書かれている。技術的な内容はかなり浅いが、図が多く、読み進めやすかった。ブロックチェーンとは、いつ、だれが、何をしたのかを分散したネットワーク上で記録する仕組みのこと。過去の記録が全てネットワーク上で共有されるため、簡単に改ざんができない。色々なデータが公然の事実として記録されていく中で、様々な用途が模索されているようだ。今後の動向に注目したい。2022/07/12

gokuri

3
未来IT図書のういちの1冊。図解とその説明で各項目がわかやすく説明されている。著者はこの業界の若手経営者とのこと。社会基盤としてのブロックチェーン技術が今後広く普及していく姿をかんじとることができる。しかし、管理者のない世界で、本当に悪貨が良貨を駆逐できるのだろうか。2019/04/30

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